モルディブ

共同通信ニュース用語解説 「モルディブ」の解説

モルディブ

スリランカ南西のインド洋に浮かぶ約1200の島々で構成する国で、リゾート地として人気がある。イスラム教国教で、全島を合わせた面積は東京23区の半分ほど。約52万人が暮らす。観光業と漁業が主要産業。日本はモルディブにとって最大規模の2カ国間の援助供与国だが、近年は中国が巨額のインフラ融資を進め、借金漬けにして影響力を強める「債務のわな」への懸念が高まっている。首都マレの人口集中に対応するため、中国支援の住宅建設も進む。(共同)

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精選版 日本国語大辞典 「モルディブ」の意味・読み・例文・類語

モルディブ

  1. モルジブ

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百科事典マイペディア 「モルディブ」の意味・わかりやすい解説

モルディブ

◎正式名称−モルディブ共和国Divehi Jumhuriyya/Republic of Maldives。◎面積−298km2。◎人口−34万1000人(2014)。◎首都−マレMale(11万人,2014)。◎住民−シンハラ人,ドラビダ人,アラブ混血。◎宗教−イスラムスンナ派,国教)がほとんど。◎言語−ディベヒ語(公用語)のほか,シンハラ語,タミル語など。◎通貨−ルフィヤRufiyaa。◎元首−大統領,アブドゥル・ガユームAbudulla Yameen Abdul Gayoom(1959年生れ,2013年11月就任,任期5年)。◎憲法−2008年8月新憲法制定。◎国会−一院制(定員77,うち8は大統領が任命,任期5年)。最近の選挙は2014年3月。2005年6月,禁じられていた政党活動が認められた。◎GDP−13億ドル(2008)。◎1人当りGDP−3090ドル(2006)。◎農林・漁業就業者比率−25%(1997)。◎平均寿命−男69.7歳,女72.7歳(2007)。◎乳児死亡率−14‰(2010)。◎識字率−98%(2006)。    *    *スリランカ南西650kmのインド洋上,南北1200kmにわたって連なる諸島よりなる共和国。約2000のサンゴ島からなり,住民は220島にのみ住み,イスラム教徒でディベヒ語を話す。ココナッツ,果実を産し,漁業も盛ん。マグロ,カツオの冷凍品や缶詰が輸出の約半分を占める。観光も重要な産業である。 12世紀以来,スルタンの統治する首長国が形成されていた。1887年正式に英保護領となった。1965年7月独立し,1968年スルタン制を廃止して共和国となった。1985年イギリス連邦に正式に加盟。最高地点が2.4mで,地球温暖化に伴う海面上昇で国土の水没が危惧されている。スマトラ沖地震に伴う2004年12月の津波でも,同国は甚大な被害を受け,主要産業である観光が大きな痛手を被った。
→関連項目南アジアモルディブ諸島

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モルディブ」の意味・わかりやすい解説

モルディブ
もるでぃぶ

モルジブ

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