デジタル大辞泉 「モロタイ島」の意味・読み・例文・類語 モロタイ‐とう〔‐タウ〕【モロタイ島】 《Pulau Morotai》インドネシア北東部、モルッカ諸島北端の島。ハルマヘラ島の北東岸沖に浮かぶ。密林に覆われ、天然樹脂ダマールのほか、サゴヤシ、コプラを産する。第二次大戦中、日本軍に占領されたが、連合軍が奪取して飛行場を建設し、フィリピン反攻の足掛かりとした。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「モロタイ島」の意味・わかりやすい解説 モロタイ[島]Pulau Morotai インドネシア東部,モルッカ諸島北部の島。現地名モロ島。狭い海峡を隔ててハルマヘラ島の北半島に対し,構造的に同半島の延長とされる。面積1800km2,人口約3万。全体的に山がちで最高点は南部のサバタイ山(1250m)。全島が密林に覆われ,用材とともにダマール樹脂がきわめて豊富である。サゴヤシ,籐もあり,住民のハルマヘラ系民族はこれらの採集やコプラ生産に従う。大部分はイスラム教徒で,若干のキリスト教徒も交じる。執筆者:別技 篤彦 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「モロタイ島」の意味・わかりやすい解説 モロタイ島もろたいとうMorotai インドネシア東部、モルッカ諸島北部の島。ハルマヘラ島の北部半島の北東岸沖に位置する。現地名モロ島。長さ約80キロメートル、幅42キロメートル、面積1800平方キロメートル。山がちで全島密林に覆われている。最高点は南部のサバタイ山(1250メートル)。住民はハルマヘラ系のアルフール人で、ダマル樹脂やサゴヤシの採集、コプラの栽培に従う。集落は沿岸部に立地する。南部のピトゥには第二次世界大戦中、旧日本軍の航空基地があったが、現在は地方空港として利用されている。[上野福男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロタイ島」の意味・わかりやすい解説 モロタイ島モロタイとうPulau Morotai インドネシア,マルク (モルッカ) 諸島北部に位置する島。山がちで,熱帯雨林におおわれる。最高点は標高 1250m。主産物は木材と樹脂で,サゴデンプンなどを主食とする。西岸のワヤブラが主要港。面積 1800km2。人口約2万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報