ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラウレンチウス」の意味・わかりやすい解説
ラウレンチウス
Laurentius
ラウレンチウス
Laurentius
[没]258
古代ローマの聖人,殉教者。教皇シクスツス2世の助祭で,ウァレリアヌス帝の迫害で教皇とともに殺された。教会財産を譲るように命じられ,貧民を集め,「これが教会の財産である」といって身を差出したため,火あぶりにされたという伝説は疑わしいが,その殉教を記念して,火に関係のある職業に従事する人々の守護聖人として特に祝われている。
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