リュクサンブール宮殿(読み)リュクサンブールきゅうでん(英語表記)Palais du Luxembourg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リュクサンブール宮殿」の意味・わかりやすい解説

リュクサンブール宮殿
リュクサンブールきゅうでん
Palais du Luxembourg

パリのリュクサンブール庭園の北隅にある宮殿。 1614頃~30年アンリ4世の妃マリ・ド・メディシスのためにサロモン・ド・ブロスが建築。フランス宮殿様式に 16世紀フィレンツェのパラッツォ,特にパラッツォ・ピッティのマニエリスム的モチーフを取り入れた豪華な建築で,大広間はペーテル・パウル・ルーベンス大作『マリ・ド・メディシスの生涯』 (1622~25,ルーブル美術館) で飾られていた。のちジャン=フランソアテレーズシャルグランらにより拡張され,オルレアン一族の宮殿となる。 1946年以降フランス議会の上院として使われている。

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