リンガ諸島(読み)リンガショトウ(その他表記)Kepulauan Lingga

デジタル大辞泉 「リンガ諸島」の意味・読み・例文・類語

リンガ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【リンガ諸島】

Kepulauan Linggaインドネシア西部、スマトラ島東岸沖に浮かぶ諸島赤道直下に位置し、主島リンガ島をはじめ、シンケプ島、スバンカ島などからなる。第二次大戦中、周辺海域日本海軍泊地として利用された。主な町はリンガ島のダイク。シンケプ島はすずを産する。

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改訂新版 世界大百科事典 「リンガ諸島」の意味・わかりやすい解説

リンガ[諸島]
Kepulauan Lingga

インドネシア西部,スマトラ東岸沖合の島群。赤道直下に位置し,北にリアウ諸島がある。リンガ,シンケプ,スバンカをはじめ多数の小島よりなる。面積2200km2,人口約5万。地形は丘陵性で最高点はリンガ島のリンガ山(1163m)。マラッカ海峡方面とジャワ方面を結ぶ海上交通の要地にあたるが,付近は浅瀬暗礁が多い。マレー系,中国系住民が主として居住し,スズ採掘(シンケプ島),漁業などに従う。行政的にはスマトラのリアウ州に属していたが,2004年リナウ諸島などとともに分離してリンガ諸島州となる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンガ諸島」の意味・わかりやすい解説

リンガ諸島
リンガしょとう
Kepulauan Lingga

インドネシアスマトラ島南東部の北東岸沖にある島群。リンガ島,シンケプ島などの島々からなる。リアウ諸島州に属する。赤道直下にあり,密林に覆われる。サゴヤシからとれるサゴデンプンなどを主食とし,コプラコショウ,籐が主産物。シンケプ島はバンカ島ブリトゥン島と並ぶスズ産地

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リンガ諸島」の意味・わかりやすい解説

リンガ諸島
りんがしょとう
Kepulauan Lingga

インドネシア西部、スマトラ島東岸沖の赤道直下に位置する島群。主島のリンガ島をはじめ、シンケプ、スバンカなどの島々からなる。面積約2200平方キロメートル。マレー半島の先端が陥没してできた諸島で、地形は丘陵性である。住民はマレー系種族が大部分を占め、サゴヤシ、コプラ、こしょうなどの栽培と漁業に従事する。シンケプ島は錫(すず)の産地で、南方のビリトゥン島、バンカ島とともに「錫群島」を形成する。行政上はスマトラ島のリアウ州に属する。

[上野福男]

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