レストン(読み)れすとん(英語表記)James Barrett Reston

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レストン」の意味・わかりやすい解説

レストン
れすとん
James Barrett Reston
(1909―1995)

アメリカジャーナリストスコットランド生まれ。10歳のときアメリカに移住。1932年イリノイ大学卒業後、オハイオ州の地方紙で記者生活をスタート。1934年からAP通信のスポーツ記者、ロンドン支局員を経て、1939年以後『ニューヨーク・タイムズ』紙の政治記者として活躍する。1945年、1957年の二度ピュリッツァー賞受賞ワシントン支局長(1953)、主筆(1968)、編集担当副社長(1969)を歴任し、1973年から政治コラムニストとして週1回『ニューヨーク・タイムズ』紙に執筆、その評論は大きな影響力をもった。『うたかたの記』『新聞と政治の対決』(ともに1967)などの著書がある。

[鈴木ケイ]

『名倉礼子訳『新聞と政治の対決』(1967・鹿島研究所出版会)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レストン」の意味・わかりやすい解説

レストン
Reston, James Barrett

[生]1909.11.3. スコットランド,ダンバートンシャー,クライドバンク
[没]1995.12.6. アメリカ,ワシントンD.C.
スコットランド生れのアメリカのジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』紙の名コラムニストで社宝といわれた。 1920年アメリカに移住。 32年イリノイ州立大学を卒業し,34年 AP通信に入社した。 39年『ニューヨーク・タイムズ』紙に移り,53年ワシントン支局長,64年編集局次長,68年編集長を経て,69年副社長となる。ダンバートンオークス会談 (→ダンバートンオークス提案 ) の報道やワシントン D.C.における報道活動によってピュリッツァー賞を2度受賞した。

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