巧妙(読み)コウミョウ

デジタル大辞泉 「巧妙」の意味・読み・例文・類語

こう‐みょう〔カウメウ〕【巧妙】

[名・形動]非常に巧みであること。また、そのさま。「巧妙手口」「巧妙に立ち回る」
[派生]こうみょうさ[名]
[類語]めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く卓出卓越卓絶逸出抜群抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的賢い上手巧みうまい絶妙老巧達者器用得手素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高卓抜秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つ敏腕辣腕特技専売特許得意売り物十八番おはこお家芸お株お手の物堪能巧者得手物多才潰しが利くくする腕が立つ腕利き腕こき腕っこき手練てだれ手利き名人達人名手妙手エキスパート巨星巨匠名匠名工大家たいか権威第一人者泰斗たいと耆宿きしゅく大御所おおごしょオーソリティー巧手怪腕凄腕腕達者

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精選版 日本国語大辞典 「巧妙」の意味・読み・例文・類語

こう‐みょうカウメウ【巧妙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ひじょうに巧みなこと。また、そのさま。きょうみょう。
    1. [初出の実例]「この機器の巧妙(〈注〉タクミ)にて驚くべきことに於ては、殆んど言語に絶したり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    2. [その他の文献]〔北史‐崔浩伝〕

きょう‐みょうケウメウ【巧妙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「きょう」は「巧」の呉音。「ぎょうみょう」とも ) =こうみょう(巧妙)
    1. [初出の実例]「禅阿彌はさりとては上手。されども、くせ候てきょふめうにて候間」(出典:禅鳳雑談(1513頃)中)

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普及版 字通 「巧妙」の読み・字形・画数・意味

【巧妙】こうみよう(かうめう)

すぐれて上手。〔華清湯池記〕安祿山陽に於て白玉石を以て魚鳬雁(ふがん)を爲(つく)る。~雕鐫(てうしゆん)巧妙にして、殆ど人工に非ず。

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