旺文社世界史事典 三訂版 「レヴィ=ストロース」の解説
レヴィ=ストロース
Claude Lévi-Strauss
フランスの文化人類学者
初め哲学を学ぶが,アメリカの文化人類学者ローウィーの著作に触れ人類学に開眼。1935年サンパウロ大学に招かれてから,ブラジルのインディオを調査。第二次世界大戦後は,言語学のコード・メッセージの概念を集団表象としての文化の分析に適用することによって,人類文化の構造を明らかにする方法を確立。彼の方法は,人類学のみならず,他の知的分野にも影響をおよぼしている。主著に『親族の基本構造』『悲しき熱帯』『構造人類学』『野生の思考』などがある。
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