ロリアン(その他表記)Lorient

デジタル大辞泉 「ロリアン」の意味・読み・例文・類語

ロリアン(Lorient)

フランス西部、ブルターニュ地方モルビアン県都市ブルターニュ半島南岸、大西洋ビスケー湾に注ぐブラベ川河口に位置する。1666年に東インド会社オリエント進出の基地として開港。その後、ナポレオンがフランス海軍軍港とし、第二次大戦中、ドイツ占領下において激しい空襲を受けた。現在も海軍基地が置かれる。漁業が盛ん。海洋博物館所在

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改訂新版 世界大百科事典 「ロリアン」の意味・わかりやすい解説

ロリアン
Lorient

フランス北西部,モルビアン県の港湾都市。ブルターニュ半島南岸にある。人口6万1844(1999)。1666年,東インド会社がオリエント進出の基地として開港したことに名の由来がある。1770年東インド会社の崩壊後州政府の港となり,ナポレオンが軍港とした。このため第2次大戦中はドイツ軍に占領され,市街過半を空襲で失った。現在も潜水艦を中心とする海軍基地である。基地の南方約1kmにあるケロマンKéroman漁港は,フランスで最も近代的な設備をもつ漁港として有名である。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロリアン」の意味・わかりやすい解説

ロリアン
ろりあん
Lorient

フランス西部、モルビアン県の都市。人口5万9189(1999)。ブルターニュ半島南岸に位置し、ブラベ川とスコルフ川の河口により形成された自然の良港をもつ。港はフランス有数の漁港であり、商港でもある。海軍の基地・工廠(こうしょう)があり、軍港としても機能し、製鉄、機械、缶詰、造船などの工業が行われる。17世紀、ルイ13世の時代にポール・ルイPort-Louis(ルイ港)の名で町が築かれ、1664年ここを基地とした東インド会社にちなみ、東方(オリエント)を意味するロリアンL'Orientが市名の由来となった。第二次世界大戦中はドイツ軍の潜水艦基地となり、連合軍の爆撃を受けて市街地の大部分が破壊された。

[高橋伸夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロリアン」の意味・わかりやすい解説

ロリアン
Lorient

フランス西部,モルビアン県の港湾都市。ブルターニュ半島南部,ビスケー湾にのぞむ。 17世紀ルイ 13世によって要塞が築かれ,次いでフランスの東インド会社がこの地に設置され,東方との貿易に伴って発展した。 18世紀前半にはナントとともに重要な貿易港となったが,1770年東インド会社の解散とともに一時衰退。 82年兵器廠が設立されて以後再び活気を取戻した。第2次世界大戦中はドイツの潜水艦基地となり大きな損害を受けたが,現在は漁港,フランスの潜水艦基地,商港として重要な位置を占める。缶詰工業のほか,造船工業もある。人口6万 1630 (1990) 。

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