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アスワン Aswān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アスワン
Aswān

エジプト最南端,スーダンと国境を接するアスワン県の県都。アスワン遺跡とダムで知られる。ナイル川の東岸,第1急流のすぐ北側,エレファンティン島の正面に位置し,南 5.5kmにはアスワン・ダムが,11kmにはアスワン・ハイダムがある。南にスーダン,エチオピアを控えた商業都市で,冬季はアブシンベル神殿やエレファンティン島への観光客でにぎわう。近くに地名の由来となった古代都市スワン (古代エジプト語で市場の意) の遺跡があるが,前5世紀にはユダヤ人の大きな居留地が生れ,キリスト教の時代にはその一派コプト教会派の初期の中心地となるとともに,ローマ,オスマン帝国,イギリスなど各時代の支配者の重要な前線基地となった。人口 19万 5700 (1986推計) 。

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百科事典マイペディアの解説

アスワン

エジプトの南東部,上エジプト地方の同名州の州都。ナイル河岸にあり,カイロと鉄道で結ばれる。商業の中心で,冬季保養地。古代エジプト時代には市場として栄え,周辺には遺跡が多い。

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世界遺産情報の解説

アスワン

アスワンは、カイロの南899km、ナイル川の東流域に位置します。1年を通して太陽が輝き、乾燥し、暖かい気候に恵まれた美しいリゾ?ト地です。古代エジプトの政治・軍事上の中心地でした。広大なアスワンハイダムにあるエレファンティネ島クヌム神殿を中心とした信仰の地で、ラムセス2世の建てたアブ・シンベル神殿や最大級になる筈だった未完のオベリスクがある石切り場は見所です。他に、権力のある貴族等の岩窟墳墓群は、古代王国からローマ支配時代の様々な様式が圧巻です。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

アスワン

正式社名「アスワン株式会社」。英文社名「ASWAN Corporation」。繊維製品製造業。昭和25年(1950)「大阪装飾工業株式会社」設立。同37年(1962)「大装株式会社」に改称。平成4年(1992)現在の社名に変更。本社は大阪市西区南堀江。インテリア資材・製品メーカー。カーペット・カーテン・壁装材などの企画・開発・製造・販売を行う。インテリア工事の設計・施工も手がける。

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世界大百科事典 第2版の解説

アスワン【Aswān】

エジプト,アスワン州の州都で,エジプト最南の都市。人口22万(1992)。上エジプトの第1ノモス(州)であった古代には,町よりもナイル川の中にあるエレファンティン島の方が栄えており,現在町のある所はその市場(スーク)としての役割を果たしていた。そのため当時はスークという意味のソウンSounという名で呼ばれていた。アスワンは花コウ岩の採掘場として現代に至るまで有名で,オベリスクのような記念碑や神殿の石材もここから切り出された。

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大辞林 第三版の解説

アスワン【Aswan】

エジプト南東部、ナイル川東岸の都市。鉄鋼・化学肥料などの工業が発達。古代遺跡が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アスワン
あすわん
Aswn

エジプト南部、ナイル川第一カタラクト(急流)のすぐ下流右岸にある都市。アスワン県の県都。人口21万9541(1996)。商工業の中心地として上エジプト地方第一の都市である。従来より商都、避寒地として知られていたが、1902年に5キロメートル上流にアスワン・ダムが、1970年にはその7キロメートル上流にアスワン・ハイ・ダムが完成し、工業都市として発展した。とくに、1961年アスワン・ダムに水力発電所(出力34万5000キロワット)を建設、その電力により鉄鋼化学肥料、食品加工などの工業が発達している。古代にはシエネSyeneとよばれ、エジプト南限の地として聖書にも登場し、エチオピア、スーダンへの入口の船着き場、商取引の場、花崗(かこう)岩の石切場として栄えた。またナイル川の洪水は最初にここで観測された。市街地の正面にあるナイル川内のエレファンティン島には古代の建築、左岸には王墓やコプト教修道院、上流のフィラエ島にはイシス神殿(1979年、世界文化遺産に登録)が残っている。カイロから鉄道、航空路があり、観光地として外国人客の訪問も多い。[藤井宏志]

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