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アッサンブラージュ assemblage

翻訳|assemblage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アッサンブラージュ
assemblage

「寄せ集め」の意。既製品や廃品を集めて制作された作品,およびその手法。 J.デュビュッフェが 1953年に紙のコラージュからつくったリトグラフのシリーズで初めてこの名を使い,また翌年,さまざまな物の破片を使った作品にも適用して範囲を拡大した。アッサンブラージュという用語は 1961年,ニューヨーク近代美術館で W.サイツが企画した「アッサンブラージュの芸術」展で,未来派ダダキュビスム,レディー・メードなど,その源泉までを含むようになり,一般化した。 R.ラウシェンバーグの「コンバイン・ペインティング」,ヌーヴォー・レアリスムにおけるアルマンの作品,ダダのシュビッタースの作品などが代表例である。都市の廃品を集めたものを,特にジャンク・アートと呼ぶ場合もある。

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百科事典マイペディアの解説

アッサンブラージュ

〈寄せ集め〉を意味するフランス語。英語ではアッセンブリッジと発音される。基本的には三次元的な立体性をもつ作品で,二次元的イメージの張り合わせ〈コラージュ〉と区別するために,デュビュッフェによって使われた用語。

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デジタル大辞泉プラスの解説

アッサンブラージュ

株式会社ナリス化粧品が販売するボディケア用品のブランド名

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世界大百科事典 第2版の解説

アッサンブラージュ【assemblage】

〈集合,集積,寄集め〉を意味するフランス語で,さまざまな物体を寄せ集めて美術作品を制作する技法およびその作品を指す。コラージュとアッサンブラージュの違いは,ひとつは歴史的に前者が第2次大戦以前のものである点,もうひとつは語の原義から前者は糊付けた(貼り付けた)もの,後者は寄せ集めて集積したものとの意味からかけ離れた使い方はできないという点にある。したがって,前者は基本的には二次元平面上に現実の物体を貼り付けることを指し,後者は二次元,三次元を問わず,物体を寄せ集めることを指す。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アッサンブラージュ
あっさんぶらーじゅ
assemblageフランス語

集積、寄せ集めの意。英語ではアセンブリッジ。廃品や日用品をはじめさまざまな物体を寄せ集めて彫刻ないし三次元的立体作品の形態をつくりだす方法。紙片や布切れなどを画面に貼(は)り付けるキュビスムのコラージュに端を発するが、コラージュがあくまでも平面的であったのに対して、アッサンブラージュは三次元的である。1961年にニューヨークで開かれたアッサンブラージュ展の企画者ウィリアム・サイツによれば、それはなによりもまず芸術品としてつくられたのではない物体の寄せ集めでなければならないとされる。ピカソの『アプサント瓶』(1912)などが先駆といえるが本格的な開花にはダダやシュルレアリスム、とくに第二次世界大戦後のネオ・ダダ、ポップ・アート、ヌーボー・レアリスム、環境芸術(エンバイランメンツenvironments)をまたねばならない。おもに廃品を用いるダニエル・スペーリDaniel Spoerri(1930― )、アルマンFernandez Arman(1928―2005)、ジャン・ティンゲリーらは、廃品を素材に芸術化するということから、さらに進んで、むしろ「がらくた(ジャンク)」の廃物そのもののもつ表現力を引き出そうとするものである。[千葉成夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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