アドリブ(英語表記)ad lib

  • adlib

翻訳|ad lib

百科事典マイペディアの解説

音楽用語上演芸術の用語。ラテン語のアド・リビトゥムad libitum(思うままに,自由に)の略。ジャズではインプロバイズimproviseと同じ意味に使い,演奏者が原曲の和音進行にもとづいて即興的に演奏をつくり出すこと。演劇では,台本にないせりふ・身振りを即興で演じること。
→関連項目ホーキンスモード・ジャズ

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世界大百科事典 第2版の解説

ラテン語のad libitum(思うままに,気の向くままに)に由来する上演芸術の用語。原語の意味が示すとおり,演者の行うかなり気ままな要素を指す。演劇の場合,あらかじめ綿密に書き込まれた台本があり,一定稽古を積んでせりふや演技もできあがった舞台で,上演の際,その場の雰囲気や観客の反応などに応じて,台本のコースをはみ出してせりふや身振りなどを気分的に演じることをいう。台本の文学的価値を重んじる傾向のある現代劇や,様式の固定した伝統演劇などでは,アドリブは舞台を損なうものとみなされ,はいり込む余地はほとんどない。

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大辞林 第三版の解説

アドリビトゥムの略
ジャズで、一定のコード進行やテーマに基づいて、演奏者が即興的に行う演奏。インプロビゼーション。
演劇・放送で、出演者が台本にない台詞せりふや演技を即興ではさむこと。また、その台詞など。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (ad lib ad libitum の略) 音楽で、楽譜を離れて自由に演奏すること。また、演劇で、台本にないせりふや演技を、その場の雰囲気に合わせて即興で挿入すること。
※古川ロッパ日記‐昭和二八年(1953)八月二五日「ハモンドのアドリブ式伴奏の物語といふのは、いける」

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