改訂新版 世界大百科事典 「アナバシス」の意味・わかりやすい解説
アナバシス
Anabasis
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
紀元前370年代に書かれたクセノフォンの代表作。全7巻。『大陸行』と訳される。前401年にリディア太守キロスが兄のペルシア王に対して企てた反乱に参加した約1万人のギリシア人傭兵(ようへい)の従軍記。キロスの死後、ギリシア人がクセノフォンの指揮下にアルメニアを横切り、6か月かかって黒海南岸に退却する経緯の叙述が中心で、そのため『一万人の退却』とも訳される。小アジアの地誌としてまた傭兵軍の組織や心理を知るための史料として貴重である。
[篠崎三男]
「内陸行」の意味。特に前401~前399年,王位をねらうアケメネス朝ペルシアの王弟キュロスに従ったギリシア人傭兵約1万の小アジア遠征と退却をさす。参加したクセノフォンの同名の書に詳しい。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…ペロポネソス戦争終了後,テーバイ人の旧友の誘いに応じてペルシア王子キュロス(小キュロス)の軍に一私人として参加した。クナクサの会戦(前401)においてキュロス王子が戦死した後,ギリシア人傭兵(重装兵約1万名)の頭目に選ばれ,厳冬のアルメニア山中の退却行軍を指揮したが,その目撃体験談は自身の筆になる《アナバシス》に詳述されている。その後ペルシアとスパルタとの戦争勃発とともに,スパルタ王アゲシラオス王の下で騎兵指揮者として各地に転戦したが,故国アテナイと敵対関係に陥るに及んでアテナイからは追放処分を受け,代りにスパルタからオリュンピア近隣のスキルスに土地を与えられ,前394年ころから約20年間この地に住み,静穏のうちに狩猟や運動競技に興じたり,文筆活動にいそしむ日々を送った。…
※「アナバシス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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