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アラム文字 アラムモジ

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デジタル大辞泉の解説

アラム‐もじ【アラム文字】

Aramaic letter》北セム系の表音文字。子音だけを表す22文字からなり、アラビアヘブライシリア、さらにソグドウイグル・モンゴルなど各文字の母体となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

アラムもじ【アラム文字】

広義では古アラム語からシリア語までのアラム語群の記録に見える文字の総称。前9~前7世紀の古アラム語は,当時のシリア・パレスティナ地方共通の文字体系であった北西セム文字(いわゆるフェニキア文字)で書かれ,以後のアラム文字はすべて,この文字体系から変化したものである。後期アラム語では各方言ごとに多少とも異なる字形を示し,方言名に従ってサマリア文字,パルミュラ文字,ナバテア文字シリア文字等と呼ばれる。それゆえ狭義では,アラム語が比較的に統一を保っていた帝国アラム語時代の,上記諸文字の母胎となった文字を,アラム文字と呼ぶ。

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大辞林 第三版の解説

アラムもじ【アラム文字】

北セム系の表音文字。子音のみを表す二二文字より成る。紀元前一〇世紀の碑文が最古の資料。後世、ナバタイ、パルミュラ、シリア、さらに東方にソグド、ウイグル、蒙古、満州など各種文字の成立に影響を与えた。

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世界大百科事典内のアラム文字の言及

【アラビア文字】より

…本来はアラビア語を表記するための文字であるが,コーランと共にイスラム世界に広がり,現在ペルシア語,ウルドゥー語,ベルベル諸語等の表記にも用いられ,かつてはマレー語,ソマリ語,ハウサ語,スワヒリ語,および1928年の文字改革以前のトルコ語もこれで書かれていた。 前1世紀以後ナバテア王国のアラビア人が公用語たるアラム語を書くのに用いていた北西セム文字(ラテン文字の祖型であるいわゆる〈フェニキア文字〉)から変化したアラム文字を,アラビア語にも適用し,その際,1語の中では字母どうしを続けて書くようになった。それに伴い,同形になった字母(例えばb,n,y)を区別し,さらにはアラム語にないアラビア語の子音,例えばḍ,ẓ,ḫ(本事典におけるラテン文字転写kh),ġ(同,gh)を表す必要上,おそらくシリア文字の例にならって字母の上または下に点を付けて識別するようになり,現在のアラビア文字ではこの識別符号も字母の一部と見なされる。…

【パフラビー文字】より

…ササン朝ペルシア後期以後ゾロアスター教の書物を記すのに用いられているパフラビー語の文字。起源は22の子音文字から成るアラム文字で,これがイラン系の言語を写すのに用いられるようになると,いくつかの文字はアラム語系のイデオグラム(表意文字)のみに用いられるか,あるいはまったく用いられなくなり,また残りの文字のうちgとdとy,’(アレフ)とh,wとnとrがそれぞれまったく同形となって最終的には14文字を数えるのみとなった。さらに二つの文字の連続が第三の文字と同形になることもあり,読解は困難を極める。…

※「アラム文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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