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アリッサム Alyssum; gold-dust; madwort

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アリッサム
Alyssum; gold-dust; madwort

アブラナ科アリッサム属の総称。約 80種がヨーロッパとアジアに分布する一,二年草,または亜低木。線形またはへら形の葉が互生し,が匍匐するものもある。十字状に4枚の花弁をもつ小花が総状花序または散房花序を形成する。黄花種が多いが,まれに白色や桃色の種類もあり,多くは香りがよい。一般には,かつてアリッサム属に分類されていたニワナズナ (スイート・アリッサム) をアリッサムと呼ぶことが多いが,現在ニワナズナは別属のロブラリア属に分けられている。日当りのよい乾燥ぎみの砂礫地を好み,ロックガーデンに利用されることもある。酸性土壌を嫌うので,播種時には事前に石灰などで中和する。

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デジタル大辞泉の解説

アリッサム(alyssum)

アブラナ科の一年草または多年草。高さ約15センチ。全体に白みがかる。葉は線形。夏、白い4弁花を多数つける。ヨーロッパやアジア西部の原産。香りがあり、観賞用。にわなずな。

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百科事典マイペディアの解説

アリッサム

ヨーロッパ,アジア,北アフリカに約100種あるアブラナ科の小型の一,二年草または多年草で,主としてロック・ガーデンなどに植栽される。スイートアリッサム(ニワナズナ)は地中海沿岸原産の,近縁別属(ロブラリア)の植物で,多年草だが,通常は一年草として取り扱われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アリッサム【Alyssum】

ヨーロッパ,アジア,北アフリカに約100種をかぞえるアブラナ科の小型の多年草で,多くは山草としてロックガーデンや小鉢に栽培される。このうち最も知られているのはアリッサム・サクサティレA.saxatile L.(英名gold‐dust,golden tuft)である。南ヨーロッパ,クレタ島の原産で,高さ15~30cm,茎は多数に分かれて,灰白色の軟毛におおわれた披針形の葉をつける。4月には黄金色の小花を無数につけて地をおおうように咲くのが美しい。

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大辞林 第三版の解説

アリッサム【alyssum】

アブラナ科の一年草、または多年草。ヨーロッパおよび西アジアの海沿い地方原産。茎は地に伏して分枝し、高さ10センチメートル 内外。茎の上部に白色四弁の小花を総状につける。観賞用に栽培。庭薺にわなずな

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アリッサム
ありっさむ
[学]Lobularia maritima Desv.

アブラナ科の多年草であるが、強い暑さと寒さに弱いので、普通は一年草として扱われる。和名をニワナズナ、ニオイナズナという。地中海から西アジアにかけての海岸地帯原産。草丈は10~15センチメートルの極矮(ごくわい)性で、分枝性に富み自然に半球状になる。枝の上部に花穂をつけ、白、紫、桃色の4弁の小花を密につける。いずれも甘い芳香がある。このほかにA. montanum L.という高山性の黄色花をつける種類もある。一般に栽培される品種にカーペット・オブ・スノー(白色)、ロイヤル・カーペット(紫色)、ロージー・オディ(桃色)などがある。多くは模様花壇や花壇の縁取り材料に用いるが、鉢植えやロック・ガーデンにもよい。暖地では9月中旬~10月上旬、寒地では3~4月に鉢か箱に種を播(ま)く。発芽後まもなく株間5センチメートルに移植し、30~40日後に4号鉢に鉢取りし、冬期間は暖かい所で育苗し、翌春に定植する。[横山二郎]

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