アルセーヌ・ルパン(英語表記)Arsène Lupin

百科事典マイペディアの解説

アルセーヌ・ルパン

M.ルブランの書いた冒険推理小説の主人公。《怪盗紳士アルセーヌ・ルパン》(1907年)で初登場。パリ警視庁のガニマール警部に追われながら神出鬼没の活躍をする怪盗で,《水晶の栓》《アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ》《8・1・3》など十数作がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アルセーヌ・ルパン
あるせーぬるぱん
Arsne Lupin

フランス推理作家モーリス・ルブランの創作した怪盗紳士。1907年『怪盗紳士』で登場したこの怪盗は、また同時に頭脳明敏な探偵でもあり、変化自在の変装の名人でもあり、あるときはパリ警視庁の総監に化けて、4年間も警視庁を自分の指揮下に治めるというスーパーマンぶりだった。ハンサム、機知があって、ユーモアに富み、かなりの自信家だが、女性に恋するときは純情、どんな不可能と思われる盗みもやすやすとやってのけるが、貧しい者からは盗まず、対象は不正政治家や実業家ばかりという義賊ぶりを発揮する。その明敏な頭脳でこんどは逆に無実の容疑者を助けたり、いろいろの事件の真犯人を捜し出したりもして、ルパンは終わりのほうの物語では、完全な探偵役に回ってしまうこともある。この英雄キャラクターをもとにして、多くの映画、パロディー、コミックがつくられている。[梶 龍雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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