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アルフォンソ13世 アルフォンソじゅうさんせいAlfonso XIII, Léon Fernando Maria Isidro Pascual Antonio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルフォンソ13世
アルフォンソじゅうさんせい
Alfonso XIII, Léon Fernando Maria Isidro Pascual Antonio

[生]1886.5.17. マドリード
[没]1941.2.28. ローマ
スペイン王 (在位 1886~1931) 。アルフォンソ 12世の子。父の死後6ヵ月目に生れ,ただちに即位。 1902年 16歳の誕生日に親政を開始するまで,母のマリア・クリスティナが摂政となる。摂政時代には,保守党の A.カノバス・デル・カスティリョ自由党の P.サガスタの内閣交代制がアルフォンソ 12世時代に引続いてとられた。この二大政党による議会政治は見せかけのもので国民的基礎をもたなかったので,政治的な動揺が内外に拡大してきた。 20世紀に入ると労働運動,共和革命運動,カタルニャの自治運動,反政府運動,モロッコの反乱などが相次いだが,アルフォンソ 13世は適切な打開策をもたなかった。第1次世界大戦には局外中立を保持し,スペイン産業に好景気が訪れたが,21年には恐慌が起り労働運動は激化した。 23年9月 13日 M.プリモ・デ・リベラクーデターにより,軍事的独裁政権が成立し (30) ,これを認めた。 31年共和革命政府成立,民衆の要求により国王退位を迫られ,フランスに亡命 (31.4.14.) ,さらにイタリアにおもむいた。 41年1月 15日,息子のドン・フアン王位継承権を譲った。 F.フランコは 39年4月 24日の法により,王をスペイン市民としてもとの地位に復させたが,アルフォンソは帰国せずローマで没した。

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20世紀西洋人名事典の解説

アルフォンソ13世
Alfonso ⅩⅢ


1886 - 1941
スペイン国籍。
元・スペイン国王。
アルフォンソ12世の死後誕生し、その日に即位、母后マリア・クリスティナが摂政となった。16才より親政時代となるが、キューバフィリピンを失い、米西戦争の敗北の頃で、経済危機や労働運動が激化していた。’23年にプリモ・デ・リベラのクーデターが王政を救ったが、’30年に独裁制が倒れ、’31年に共和国が成立すると、国王は退位することなく王権の一時停止という形でフランスに亡命した。’75年に孫の現国王が即位し、スペインに王政が戻った。

出典|日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について | 情報

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