アルマニャック(英語表記)Armagnac

翻訳|Armagnac

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アルマニャック
Armagnac

フランス南西部,アキテーヌ盆地南部の旧地方名。現在はジェール県に属す。旧アルマニャック伯領で,百年戦争中,アルマニャック派の拠点となり,イギリスやブルゴーニュ派と戦った。 1607年,アンリ4世に帰属。ガロンヌ川,ジェール川などの扇状地が連なり,ブドウ,コムギ,トウモロコシ栽培が盛ん。特に白ブドウからつくるアルマニャック (ブランデーの一種) は有名。

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百科事典マイペディアの解説

アルマニャック

フランス南西部のガロンヌ川上流にあたるアルマニャック地方で産出するブランデーコニャックと並んでブランデーの双璧とされている。サンテミリヨン種やコロンバール種などのブドウを原料にして,連続式蒸留機による1回の蒸留でアルコール分をとり出し,カシの樽に詰めて熟成させる。XOVSOPといった等級表示は,国立アルマニャック事務局によってコニャックに準じて設けられている。円形の偏平な瓶に詰められたものが多い。

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栄養・生化学辞典の解説

アルマニャック

 白ワインから作られるブランデーで,フランスのアルマニャック地方で作られる.

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世界大百科事典 第2版の解説

アルマニャック【armagnac[フランス]】

フランス南西部,ガロンヌ川上流域に位置する同名の地域に産出するブランデー。原産地呼称統制法(アペラシオン・コントローレ)による名称で,コニャックと並ぶ評価を受けている。アルマニャックについては1411年の記録があり,はじめは医薬用に使われていたらしいが,18世紀には飲用に供されている。原料ブドウはフォール・ブランシュの変種のピクプールや,サンテミリヨン,コロンバールなどであるが,コニャックがポットスチルで2~3回蒸留してアルコール分70%ほどにするのに対し,現在のアルマニャックは独特の連続式蒸留機による1回の蒸留でアルコール分63%以下のものを採って終わる。

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大辞林 第三版の解説

アルマニャック【armagnac】

フランス南西部の旧アルマニャック地方で造られるブランデー。一般にコニャックより辛口。

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飲み物がわかる辞典の解説

アルマニャック【armagnac(フランス)】


フランス南西部のアルマニャック地方でつくられるブランデー。「アルマニャック式蒸留機」と呼ばれる独特の方式の蒸留機で1回蒸留する伝統的な製法が採用されている。コニャックにくらべ、一般に辛口で濃厚な風味をもつ傾向があるが、1972年以降、コニャックに用いる「シャラント式蒸留機」(シャラントはコニャック地方を流れる川や、コニャック市のある県の名)と呼ばれる単式蒸留機で2回蒸留する製法も承認され、この製法のものをブレンドしたものも製造されるようになり、風味の幅が広がった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

アルマニャック

〘名〙 (armagnac) フランス南西部のアルマニャック地方産のブランデーの総称。

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世界大百科事典内のアルマニャックの言及

【蒸留酒】より

…したがって,これを連続式蒸留機といい,19世紀にブランデーやウィスキーの蒸留に使われるようになった。すなわち,フランスのアルマニャック式蒸留機とイギリスのコフィが改良したパテントスチルである。後者によって得られるグレーンウィスキーは香味が軽く,これをモルトウィスキーと調合することによって,現在スコッチの主流となったブレンデッドウィスキーがつくられるようになった。…

※「アルマニャック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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