アンゴラ(英語表記)angora

翻訳|Angora

大辞林 第三版の解説

アンゴラ【angora】

〔アンカラの旧称から〕
アンゴラウサギ・アンゴラヤギの毛。 → モヘア

アンゴラ【Angola】

アフリカ南西部と、コンゴ川河口の北岸にある小さな飛び地からなる共和国。大西洋に面する。1975年ポルトガルから独立。コーヒー・ダイヤモンド・石油・鉄を産出。住民は黒人。主要言語はポルトガル語・コンゴ語。首都ルアンダ。面積124万7千平方キロメートル。人口1590万( 2005)。正称、アンゴラ共和国。

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百科事典マイペディアの解説

アンゴラ

◎正式名称−アンゴラ共和国Republic of Angola。◎面積−124万6700km2。◎人口−2438万人(2014)。◎首都−ルアンダLuanda(585万人,2012)。◎住民−オビンブンドゥ人,ムブンドゥ人,コンゴ人などのバントゥー系民族が大部分。ほかにサン人が少数。◎宗教−大部分が民族固有の宗教。◎言語−ポルトガル語(公用語),バントゥー諸語。◎通貨−クワンザKwanza。◎元首−大統領,ドス・サントスJose Eduardo dos Santos(1942年生れ,1979年9月就任,2012年8月再選,任期5年)。◎憲法−2010年2月公布。◎国会−一院制(定員220,任期5年)。最近の選挙は2012年8月。◎GDP−586億ドル(2007)。◎1人当りGNI−1980ドル(2006)。◎農林・漁業就業者比率−71.0%(2003)。◎平均寿命−男50.4歳,女53.4歳(2013)。◎乳児死亡率−98‰(2010)。◎識字率−70.0%(2009)。    *    *アフリカ南西部の共和国。北西端はコンゴ川(ザイール川)河口。大西洋に面する海岸は低地で熱帯性気候,内陸部は標高1000〜2000mの高原でサバンナ地帯であるが,南部は乾燥地帯。コーヒー,綿花,ヤシ油などの農産物,ダイヤモンド,石炭,銅などの鉱産資源がある。1482年ポルトガル人がコンゴ川河口に到来し,一時オランダ領になったが,ポルトガル奴隷貿易の中心地であった。1961年以来ポルトガルの支配を脱しようとする独立運動が起こり,1975年アンゴラ人民共和国として独立した(1992年アンゴラ共和国に改称)。独立運動の中核は親ソ派のアンゴラ解放人民運動(MPLA),アンゴラ解放民族戦線(FNLA),アンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)の3組織であったが,対立抗争の末MPLAが1977年までに他を制圧した。しかし,UNITAは南アの支援を受けてゲリラ戦を展開し,内戦が続いた。MPLA政権は1991年の憲法改正で複数政党制を採用し,1994年UNITAと和平協定に調印,1997年4月統一国民和解政府が樹立されUNITAも政権に参加した。その後,内戦が再燃したが,2002年3月,双方が休戦に合意。2003年4月ダイヤモンド鉱山の操業が再開され,5月にはアメリカの経済制裁も解除され,経済復興が軌道に乗っている。2007年1月,石油輸出国機構(OPEC)に加盟。2008年9月史上2度目の国会議員選挙が16年ぶりに実施された。2010年2月新憲法が公布された。
→関連項目カビンダ南部アフリカ開発共同体

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世界大百科事典 第2版の解説

アンゴラ【Angola】

正式名称=アンゴラ共和国República de Angola面積=124万6700km2人口(1996)=1190万人首都=ルアンダLuanda(日本との時差=-8時間)主要言語=ポルトガル語,バントゥー諸語通貨=クワンザKwanzaアフリカ南西部の共和国。南緯4~18゜の大西洋に面し,コンゴ河口とクネネ河口の間,1600kmを超える海岸線をもつ。国土は北方の飛地カビンダを含む。
[自然]
 安定陸塊に属するため,地形は比較的単調である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンゴラ
Angola

正式名称 アンゴラ共和国 República de Angola。
面積 124万6700km2
人口 1961万8000(2011推計)。
首都 ルアンダ

独立まではポルトガル領西アフリカと呼ばれていた。アフリカ大陸南西部の国。 18州からなり,うちカビンダ州は隣国コンゴ民主共和国の一部をへだてて,本土から約 40km離れた飛び地になっている。本土の北,北東はコンゴ民主共和国,南はナミビア,南東はザンビアと国境を接する。大西洋にのぞむ西部の海岸平野の大部分は高温多湿,国土の5分の3を占めるサバナの中央高原 (標高 1000~2000m) は年平均気温 19℃と過ごしやすい。 10月~5月が雨季で降水量は南部に少なく北部に多く,北部は熱帯雨林のコンゴ盆地へ続く。 1483年頃からポルトガル人が渡来,サントーメ島やブラジルをおもな相手として奴隷貿易を行なうようになった。 17世紀初めからはオランダ,イギリス,フランス人も加わり,奴隷狩りは4世紀間続き,人口低下と国土の荒廃を招いた。 18世紀中頃に一時オランダの支配下に入ったが,1902年にポルトガルがアンゴラ人の王国の最後の抵抗を退けて支配権を確立,その後ベンゲラ鉄道や白人の町を建設。 1953年からは本国に属する海外州となった。 1950年代中頃から独立運動が起こり,1961年にはポルトガルに対する武力闘争へと発展,アンゴラ民族解放戦線 FNLA,アンゴラ解放人民運動 MPLA,アンゴラ全面独立民族同盟 UNITAなどによる激しい独立戦争の末,1975年 11月独立。一時は 50万人にも上ったポルトガル移民の大部分は帰国した。独立後は解放組織間の衝突から内戦が続いたが,1991年複数政党制を導入。住民のほとんどはバンツー語系で,宗教は 90%がキリスト教。地下資源に恵まれ,北東部のデュンドではダイヤモンド,南東部のカシンガでは鉄鉱石,ルアンダ,カビンダでは石油を産し,重要な輸出品となっている。ほかにもマンガン,銅,雲母,プラチナ,金,銀,スズなどを産する。農業も盛んで,コーヒーをはじめトウモロコシ,綿花,サトウキビ,サイザルアサ,木材を輸出し,ベンゲラ寒流に恵まれて水産業も発達している。公用語はポルトガル語。

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世界大百科事典内のアンゴラの言及

【アンカラ】より

…盛岡市とほぼ同緯度にあり,気候は大陸性で湿度は年間を通じて低い。以前はアンゴラAngora,またエンギュリュEngürüとも呼ばれた。中部アナトリアの特産であるアンゴラヤギの名は,この名に由来する。…

※「アンゴラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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