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アンタナナリボ Antananarivo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アンタナナリボ
Antananarivo

マダガスカル首都。旧称タナナリブ Tananariveアンタナナリボ州の州都。マダガスカル島中央部,標高 1500mの高地に位置。熱帯地域であるが,一年を通して気候は温暖。 17世紀にメリナ (ホバ) 族が町と王宮を建設,1895年にフランス軍が占領。都市計画により,丘や公園に囲まれた美しい町がつくられ,フランスの植民地経営の中心となった。同国第1の工業都市であるとともに政治,経済の中心地で,外港のトアマシナ港とは鉄道,道路で,脊梁山地中の各都市やマハジャンガ港などとは道路で結ばれ,食品,衣料,皮革などの加工,たばこ,煉瓦,軽金属,製材などの工業がある。周辺は米作を中心とする農業地帯で,米,家畜などを集散。旧王宮 (現博物館) ,動植物園,大学,気象台,パスツール研究所がある。西方約 45kmにアリボニマモ国際空港がある。人口 140万3449(2001)。

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デジタル大辞泉の解説

アンタナナリボ(Antananarivo)

マダガスカル共和国の首都。マダガスカル島の中央部の高原上にあり、商工業・交通の中心地。旧称タナナリブ。同国を初めて統一したメリナ朝の都が18世紀末に北西郊のアンブヒマンガから同地に移され、フランス統治時代も首都として発展した。人口、行政区102万(2005)。アンタナナリブ

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百科事典マイペディアの解説

アンタナナリボ

マダガスカルの首都。旧名タナナリブTananarive。マダガスカル島中央部,標高1500mの高原にあり,東岸のタマタブと鉄道で結ばれる。大学(1961年創立),パスツール研究所がある。
→関連項目トゥアマシナマダガスカル

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世界大百科事典 第2版の解説

アンタナナリボ【Antananarivo】

アフリカ大陸に近いインド洋の大島マダガスカルの首都。人口105万2835(1993)。かつてタナナリブTananariveといわれたが,1975年の社会主義革命の後に現在の名称に変えられた。島の内陸の標高1435mの高地にあり,北東のタマタブ港および南西のアンツィラベに通じる鉄道,道路網の中心で,国際空港もある。各種農産物加工業と商業が盛んである。マダガスカル大学など教育・文化施設も整っている。1625年頃城壁に囲まれた集落として建設され,1797年にメリナ族の支配者の居城となり,1810‐28年にメリナ族が全島を征服した結果,その首都となった。

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大辞林 第三版の解説

アンタナナリボ【Antananarivo】

マダガスカル共和国の首都。マダガスカル島の中央部、海抜1250メートルの高原に位置し、米の集散が盛ん。旧称タナナリブ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アンタナナリボ
あんたななりぼ
Antananarivo

アフリカ南東部、マダガスカル中央部にある同国の首都。旧名タナナリブTananarive。地名は「1000人の人の集まった町」の意味である。人口110万3304(1993センサス)、143万2000(1999推計)。ベチミタトラ平原を見下ろす標高1248メートルの丘の上にある。気候は5~9月の乾期を除き高温多湿である。マダガスカル島の商業、工業の中心地であり、鉄道、道路もここを基点として発達し、西南西50キロメートルには国際空港もある。工業は製靴、皮革、せっけん、食用油、肉缶詰、印刷、木材加工、たばこ、製粉などほとんどが軽工業である。町は最高所の、ラナバロナ3世(1845―1917)が建設した王宮(ロバ)を中心に発展し、ラダマ1世がつくったといわれるアノシ人造湖、前首相ライニライアリボニの住んでいたバロック風宮殿(現在美術学校)、ボイロン要塞(ようさい)、アングリカン教会などがある。そのほか、パスツール研究所、各種学校、軍事基地、農事試験所などがある。町にはフランス人、中国人、インド人も居住している。町の起源は17世紀にさかのぼり、ホバ人の首長によってつくられ、アンドリアナムポイニメリナ王およびラダマ1世の治世に拡大した。ラナバロナ2世が1870年プロテスタントに改宗してから多くの教会が建てられた。さらに1895年フランス軍が侵入し、同国占領下のガリエニ総督下で急速に近代都市として発展した。なお、2001年、郊外にあるアンブヒマンガの丘の王領地が世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)として登録されている。[林 晃史]

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