アームストロング砲(読み)アームストロングホウ

デジタル大辞泉 「アームストロング砲」の意味・読み・例文・類語

アームストロング‐ほう〔‐ハウ〕【アームストロング砲】

W=G=アームストロングが1855年に発明した速射砲米国南北戦争日本戊辰ぼしん戦争などで使用

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精選版 日本国語大辞典 「アームストロング砲」の意味・読み・例文・類語

アームストロング‐ほう‥ハウ【アームストロング砲】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Armstrong gun の訳語 ) 大砲一種アームストロング社製の速射砲、鋼鉄砲。砲身を鋼鉄で作り、内部に螺旋条をつけてある。弾丸後尾装填(そうてん)し、発射すると弾丸は進行方向を軸として回転して進む。一八五四年、イギリス人ウィリアム=アームストロングが製作、旧日本海軍で多数購入し、亜式砲と呼ばれた。
    1. [初出の実例]「アームストロン氏砲、ホアィトオース氏砲及数種の施条砲は善美なれども」(出典:洋兵明鑑(1869か)〈福沢諭吉等訳〉一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アームストロング砲」の意味・わかりやすい解説

アームストロング砲
アームストロングほう

イギリスのウィリアム・ジョージ・アームストロングが 1854年に発明した,火砲を革新した鋼線砲強度と弾力性を高めるために砲身の内側に鋼線を螺旋状にはめ込み,砲身内に施条した(ライフルを刻んだ)尾栓式の後装砲。射程精度,発射速度に大きな進歩をもたらした。薩英戦争でイギリス艦隊によって,初めて実戦に使われた。

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デジタル大辞泉プラス 「アームストロング砲」の解説

アームストロング砲

司馬遼太郎の歴史小説短編集。1988年刊行。

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