コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イイダコ イイダコOctopus ocellatus; webfoot octopus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イイダコ
Octopus ocellatus; webfoot octopus

軟体動物門頭足綱マダコ科。体長約 30cmの小型種。胴は卵形,表面は黄褐色ないし黒褐色でやや鮫膚状,眼のまわりに5~6個の小突起がある。腕はほぼ等長で 20~25cm,吸盤が2列に並ぶ。第2,3腕の基部腕膜に金色の眼紋がある。卵は卵黄が多く,米粒状で,成熟すると体内に満ちるのでイイダコ (飯蛸) の名がある。産卵期は3~4月。 40~55日間で孵化し,1年で成体になる。漁期は2~4月で,アカガイアカニシの殻でつくった小型のタコ壺でとる。肉は美味。北海道南部以南,朝鮮半島,中国沿岸に分布。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

イイダコ

マダコ科。全長30cmほどの小型のタコ。体表が鮫肌(さめはだ)状で,体側に金色の環状紋があるのが特徴。北海道南部以南,朝鮮半島,中国沿岸に分布し,おもに内湾の浅い砂地にすむ。
→関連項目タコ(蛸/章魚)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

栄養・生化学辞典の解説

イイダコ

 [Octopus ocellatus].タコ目マダコ亜目マダコ属のタコ.体長20cmほどになる小形のタコ.

出典|朝倉書店栄養・生化学辞典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イイダコ
いいだこ / 飯蛸
ocellated octopus
[学]Octopus ocellatus

軟体動物門頭足綱マダコ科のタコ。北海道南部から九州までのほか、朝鮮半島から中国沿岸に分布する。水深10メートルぐらいの砂泥底または砂礫(されき)底にすみ、おもに貝類などを食べる。全長30センチメートルぐらいで、外套膜(がいとうまく)は卵形、表面はやや鮫肌(さめはだ)状の淡黄褐色で、第2腕と第3腕の間にある傘膜の上に金色の眼紋があり、目の間にも四角い金色斑(はん)がある。腕はほぼ等長で、吸盤は2列に並ぶ。成熟卵は、卵黄が多く200~600粒もあり、成熟すると外套の中に充満し、煮るとこれが米粒様になるためイイ(飯)ダコの名があり、美味である。産卵期は冬季から春先で、卵は長さ5ミリメートルぐらいの短い棍棒(こんぼう)状の袋に入っている。40~50日で孵化(ふか)し、寿命は1年。漁期は冬と春で、小形のタコ壺(つぼ)やアカニシの殻などを利用して採捕する。瀬戸内海や有明海、三河湾などの内湾が主要な産地である。[奥谷喬司]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

イイダコの関連キーワードホメオパシー

今日のキーワード

不義理

[名・形動]1 義理を欠くこと。また、そのさま。「多忙でつい不義理になる」2 人から借りた金や物を返さないでいること。「茶屋への―と無心の請求」〈逍遥・当世書生気質〉...

続きを読む

コトバンク for iPhone

イイダコの関連情報