コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

イエバエ イエバエ Musca domestica; housefly

4件 の用語解説(イエバエの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イエバエ
イエバエ
Musca domestica; housefly

双翅目イエバエ科。体長6~8mm。複眼は赤褐色。胸部は黒色で,背面には灰褐粉による5本の縦条がある。腹部は中央に顕著な黒色の縦条があり,後方ではその両側にもそれぞれ1縦条がある。基部両側は橙黄色。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

イエバエ

双翅(そうし)目イエバエ科の昆虫の1種。体長10mm内外。ほぼ全世界に分布。各種の伝染病の媒介をする衛生害虫。幼虫は人糞(じんぷん),家畜糞,ごみため,便所などに発生,浅い土中で蛹化(ようか)する。
→関連項目ハエ(蠅)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

イエバエ【house fly】

双翅目イエバエ科の昆虫の代表種(イラスト)。家の中にいるハエの意。人間の生活環境に適応し,住みついたハエで,世界中ヒトの住んでいるところにはどこでも見られる。成虫は体長5~6mm,胸背に4本の黒縦線をもつ。腹部背面に黄色斑があるが,この面積は,気温の高いところのものほど広い傾向がある。おもな発生源は,ごみ処理場,鶏舎,豚舎などである。雌成虫は1回に約50個の白色の卵を産む。卵は適温(25~27℃)で約24時間後に孵化(ふか),幼虫期間は約1週間,さなぎの期間は3~4日で,約10日で卵から成虫となる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イエバエ
いえばえ / 家蠅
house fly
[学]Musca domestica

昆虫綱双翅(そうし)目環縫亜目イエバエ科に属する昆虫。世界中の人間生活の環境にもっとも普通にみられるハエで、体長4~8ミリメートル。複眼は雌雄とも離れているが、雄はその幅がやや狭い。胸背に4本の黒色の縦条があり、腹部第2、第3節は黄色である。前胸側板に毛が生えていることにより、イエバエ属の他種から容易に区別される。雄の複眼間の幅と腹部の斑紋(はんもん)には地理的な個体変異があり、寒い地方では複眼の幅が広く、体色が黒色を帯びる。これらの変異や、人間生活の環境で生活する性質の発達の違いから、次の五つの亜種に細分類される。アフリカに分布するM. domestica callevaM. domestica curviforcepsやヨーロッパに分布するM. domestica domesticaやインドに分布するM. domestica nebroのほか、日本を含む世界中の都市や農村には、もっとも高度に害虫化したM. domestica vicinaが分布している。
 日本のイエバエは、家屋内に侵入して生活する性質が強く、産卵性で、幼虫(ウジ)は家畜の糞(ふん)やごみためなどから発生する。都市ではごみ処理場(たとえば東京湾の夢の島など)や農村や郊外の養豚場や養鶏場などで大発生し、しばしば社会問題となることがある。成虫は早春から晩秋までみられ、冬でも暖かい場所では活動がみられる。卵から成虫までの発育日数は約10日である。
 イエバエ属Muscaのハエは、ユーラシア大陸を中心に多くの種がみられるが、いずれも動物の糞を発生源としている。ウスイロイエバエM. conducensやノイエバエM. herveiの成虫は家畜の目や傷口にたかり、涙や血液をなめて家畜の病気を媒介する。フタスジイエバエM. sorbensは、アフリカやアジアの熱帯地域に多く、幼虫は人糞に発生し、成虫はヒトや家畜の目や鼻、口、傷口などに頻繁にたかり、ヒトにはトラコーマなどの眼病を媒介する。[倉橋 弘]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

イエバエの関連キーワードキンバエヒメイエバエ刺蠅肉蠅虱蠅蚤蠅サシバエ(刺蠅)フンバエ(糞蠅)ヤドリバエ(寄生蠅)

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

イエバエの関連情報