デジタル大辞泉
「ウィンザー」の意味・読み・例文・類語
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ウィンザー
(Windsor) ロンドンの
西方、テムズ川右岸の都市。ウィリアム一世以来の
歴代の
王宮、ウィンザー城がある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ウィンザー
Windsor
カナダ,オンタリオ州南東部の都市。アメリカ合衆国の大都市デトロイトに隣接。デトロイト川の東岸にある。1月の平均気温-4℃,7月の平均気温 22℃で,カナダとしては温暖。年降水量 800mm。第四紀の氷河堆積物におおわれてゆるやかな起伏をみせるオンタリオ半島の先端部に位置する。白人が居住する以前にインディアン集落があった。 1701年デトロイトにフランス人の砦が築かれ,デトロイト川両岸に村落がつくられた。砦は 96年アメリカのものとなり,以後デトロイト対岸の渡し場,鉄道のターミナルとして発展し,1858年ウォーカービルと名づけられ,92年人口1万の都市となった。ウィンザーと名づけられたのは 1935年。セントローレンス水路でもあるデトロイト川に面し,カナダ国有鉄道,カナディアンパシフィック,ニューヨークセントラルなど5つの鉄道が集る交通の要衝。カナダの豊かな農業地域から輸送される各種農産物の加工工場も立地。対岸のデトロイトへは鉄道トンネル,国道トンネルと橋が通じる。合衆国の自動車工業の中心であるデトロイトの一翼をにない,自動車およびその部品工場が集中。製薬,機械などの工業も発達。港は合衆国からの重要な輸入港。住民はオンタリオ州南部では珍しくフランス系が多く人口の約 20%を占め,イギリス系の約 50%に次いでいる。ウィンザー大学 (1957) がある。人口 21万891(2011)。
ウィンザー
Windsor
アメリカ合衆国,コネティカット州北部の町。 1633年に商業取引所がつくられ,数年後にマサチューセッツ州から清教徒らが住みついた。当時の住宅のいくつかが保存されている。農産物の集散地で,軽工業も行われている。人口2万 7817 (1990) 。
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ウィンザー
Windsor
カナダのオンタリオ州にある同国最南端の都市。大都市域人口33万2334(2005)。デトロイト川を挟んで対する合衆国のデトロイトとは,橋,河底トンネルで結ばれ,デトロイトへの通勤者も多い。デトロイトの強い影響をうけ,カナダ有数の自動車産業都市として発展した。18世紀初頭にフランス系カナダ人が定住し,第2次英米戦争の際には主戦場となった。ウィンザー大学がある。
執筆者:大原 祐子
ウィンザー
Frederick Albert Winsor
生没年:1763-1830
オーストリア出身のガス技術者,工業家。都市ガス事業の創始者。1803年にロンドンに渡り,ガス灯の普及を志し,10年に世界初のガス供給会社ウェストミンスター・ガスライト・アンド・コーク会社を設立した。一つの製造元から各需要先にガスを配給する同社のシステムは,その後ヨーロッパやアメリカの各都市につくられた都市ガス事業の草分けとなった。パリで没した。
執筆者:古川 安
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報