デジタル大辞泉 「ウイルス病」の意味・読み・例文・類語 ウイルス‐びょう〔‐ビヤウ〕【ウイルス病】 ウイルスによる植物の病害の総称。べと病・モザイク病・斑点病など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ウイルス病」の意味・読み・例文・類語 ウイルス‐びょう‥ビャウ【ウイルス病】 〘 名詞 〙 ウイルスの感染によって起こる植物の病気。病徴には、縮み、斑点、矮(わい)化、癌化、黄化などがある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「ウイルス病」の意味・わかりやすい解説 ウイルス病【ウイルスびょう】 ビールス病とも。ウイルスによる人間,動物(家畜),植物(農作物)の病気。(1)医学。特定組織に対する親和性が顕著なものが多い。たとえば皮膚親和性(天然痘,ヘルペス等),呼吸器親和性(インフルエンザ,ヒトコロナウイルス等),神経親和性(狂犬病,ポリオ等),内臓親和性(肝炎,黄熱等)など。一般に強い免疫を与え,各種ワクチンは予防に有効であるが,特効的な化学療法剤,抗生物質はまだ発見されていない。(2)家畜。家畜法定伝染病にはウイルス病が少なくない。牛疫,口蹄(こうてい)疫,狂犬病,馬伝染性貧血,豚コレラ,ニューカッスル病,流行性脳炎(日本脳炎)など。そのほか牛痘,ジステンパー等が有名。人畜共通の伝染病も多く,特に重要なものは狂犬病と日本脳炎,鳥あるいは豚のインフルエンザである。(3)農業。代表的なものは各種の萎縮(いしゅく)病とモザイク病である。伝染経路はつぎ木,汁液,アリマキ,ヨコバイ,ウンカなどによる虫媒伝染が多く,人手などの接触伝染はタバコモザイクウイルスなどでごく限られている。なお植物ウイルスには,分離精製されたものが少なくない。最も有名なものにタバコモザイクウイルスがある。→関連項目エマージング・ウイルス|感染症予防法 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報