ウォルフスブルク(読み)うぉるふすぶるく(その他表記)Wolfsburg

デジタル大辞泉 「ウォルフスブルク」の意味・読み・例文・類語

ウォルフスブルク(Wolfsburg)

ドイツ北部ニーダーザクセン州都市ナチス政権時代に自動車産業のための計画都市として建設。第二次大戦後も工業都市として発展した。自動車メーカーであるフォルクスワーゲン本社、および同社が運営するテーマパークアウトシュタットがある。ボルフスブルク

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共同通信ニュース用語解説 「ウォルフスブルク」の解説

ウォルフスブルク

ドイツ北部ニーダーザクセン州の都市。市の名称は「オオカミの城」を意味し、人口約12万4千人(2014年)。1938年に当時のナチス政権によって自動車工場が建設されたことをきっかけに発展した。フォルクスワーゲン(VW)本社がある企業城下町で、自動車のテーマパーク「アウトシュタット」も観光客の人気を集めている。VWがスポンサーの地元サッカーチームにはかつて日本の長谷部誠はせべ・まこと選手が所属していた。(ウォルフスブルク共同)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウォルフスブルク」の意味・わかりやすい解説

ウォルフスブルク
うぉるふすぶるく
Wolfsburg

ドイツ北部、ニーダーザクセン州にある自動車工業都市。ボルフスブルクともいう。人口12万1800(2000)。市街地ミッテルラント運河南北にまたがり、北部にはフォルクスワーゲン社の本社と主力工場があり、南部には商業地区と従業員住宅が広がる。旧城館ウォルフスブルクのある農村に、工場建設のため、1937年に計画的に町が建設され、第二次世界大戦後、近代的に発展した。

[齋藤光格]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォルフスブルク」の意味・わかりやすい解説

ウォルフスブルク
Wolfsburg

ドイツ北西部,ニーダーザクセン州,ハノーバーの東約 70km,旧東ドイツとの境界から西約 12kmにある都市。 1938年フォルクスワーゲン製造のために計画的に建設された自動車工業都市で,同社の本社および第1工場がある。ドイツのほぼ中央に位置し,鉄道,アウトバーン,ミッテルラント運河が通じる。地域暖房の完備したドイツのニュータウンの例として著名。 39年には 6800であった人口が約 50年間に 20倍近く急増。ハノーバーを中心とする周辺工業地帯への影響も非常に大きい。人口 12万1109(2010)。

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百科事典マイペディア 「ウォルフスブルク」の意味・わかりやすい解説

ウォルフスブルク

ドイツ,ニーダーザクセン州の都市。ミッテルラント運河に沿う。フォルクスワーゲン社とともに発達した町で,1939年の市創設時にはの人口6800人だったのが,その後増加。12万2600人(2011)。

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