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ウキシバ Pseudoraphis depauperata (Nees) Keng

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世界大百科事典 第2版の解説

ウキシバ【Pseudoraphis depauperata (Nees) Keng】

池沼の水中または水辺に生えるイネ科の多年草イラスト)。茎は細長く,軟らかく,水底の泥土の中に根を下ろし,基部で枝分れして,上部は水面に浮かぶことが多い。浮芝の名はこの生え方に由来するが,本種はシバとは縁遠く,チカラシバに近縁である。葉は茎の節につき,短い線形で,長さ4cm前後,幅3mmで,白っぽい緑色である。盛夏の頃に,枝の先端と茎頂に緑色の花序を単生する。花序は円錐状であるが,枝が軸に沿って立つから穂状に見え,長さ3~6cmである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウキシバ
うきしば / 浮芝
[学]Pseudoraphis ukishiba Ohwi

イネ科の水生多年草。稈(かん)は多くの枝に分かれて水上に浮かび、長さ約60センチメートル。葉は線形で、長さ3~5センチメートル、葉鞘(ようしょう)はやや膨らむ。8月、水上に円筒形の花序を出す。花序の枝は短く、枝の先端は1本の剛毛状の不稔枝(ふねんし)になる。小穂は2小花をもち、長さ4~5ミリメートル、披針(ひしん)形。第1包穎(ほうえい)は半透明で微小、第2包穎は小穂と同じ長さ。本州、四国、九州の水辺に生え、朝鮮、中国に分布する。名は、水面に広がって浮かび、形がシバに似るのでいう。[許 建 昌]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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