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ウスユキソウ

百科事典マイペディアの解説

ウスユキソウ

北海道,本州の山地にはえるキク科の多年草。高さ25〜55cmになる。根出葉は花時になくなり,茎葉は多数で裏面に灰白色の綿毛がある。夏〜秋,茎頂に白い綿毛を密生した包葉がまばらにつき,その中心に多数の頭花が集まってつく。
→関連項目高山植物

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世界大百科事典 第2版の解説

ウスユキソウ【edelweiss】

茎・葉ともに白い綿毛でおおわれた様子を薄雪にたとえて,和名はつけられた。世界で約50種が知られているキク科の多年草の属名で,日本には5種ある。ウスユキソウの名を有名にしたのはヨーロッパ・アルプスの登山家たちの憧れの花エーデルワイスL.alpinum Cass.(ドイツ語名Edelweiss)(イラスト)であるが,属の分布の中心はヒマラヤから中国中・南部の高地で,そこには三十数種が生育する。いずれの種も,花の基部に数枚から十数枚の苞葉が発達する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウスユキソウ
うすゆきそう / 薄雪草
[学]Leontopodium japonicum Miq.

キク科の多年草。茎は叢生(そうせい)し、高さ25~55センチメートル。葉は長さ4~6.5センチメートル、裏面には灰白色の綿毛がある。根出葉は花期にはないが、茎葉が茎全体にわたり互生する。花は7~10月、茎頂につき開く。花の基部には星状に射出する数枚の包葉がある。包葉はややまばらにつき、表面には汚れた黄灰色の綿毛が密生する。山地から高山に至るやや乾いた礫地(れきち)や岩の割れ目に生え、日本から中国大陸中央部の温帯にかけて分布する。変異が多く、中部地方の高山には、全体が小さく頭花の数の少ない変種ミネウスユキソウがあり、また紀伊半島と四国の深山には、茎が密に叢生し、葉が小さくてへら形の変種コウスユキソウがある。エーデルワイスとは近縁である。[小山博滋]

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世界大百科事典内のウスユキソウの言及

【エーデルワイス】より

…夏に美しい白い花を開くヨーロッパ・アルプス産のキク科ウスユキソウの1種(イラスト)。転じて,ウスユキソウの仲間をこの名で呼ぶことがある。高山植物として有名で,人の近づかない万年雪の岩の裂け目に野生するため,登山家たちのあこがれの花となった。名前はドイツ語のEdel(高貴な)Weiss(白)に由来する。【堀田 満】
[伝説]
 エーデルワイスの学名Leontopodiumは〈獅子の足〉の意で,これは毛皮状の葉にくるまった花がライオンの足を思わせるためであろう。…

【エーデルワイス】より

…夏に美しい白い花を開くヨーロッパ・アルプス産のキク科ウスユキソウの1種(イラスト)。転じて,ウスユキソウの仲間をこの名で呼ぶことがある。…

※「ウスユキソウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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