コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

エチレン・プロピレンゴム エチレン・プロピレンゴム ethylene-propylene rubber; EPR

2件 の用語解説(エチレン・プロピレンゴムの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エチレン・プロピレンゴム
エチレン・プロピレンゴム
ethylene-propylene rubber; EPR

チーグラー触媒を用い,配位重合により得られるエチレンプロピレン共重合体主成分とする弾性体。両方の単量体がほぼ等量の組成のときゴム弾性を示す。主鎖に不飽和基がないため,耐酸化性,耐薬品性にすぐれているが,加硫の困難な点が問題である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エチレン・プロピレンゴム
えちれんぷろぴれんごむ
ethylene-propylene rubber

エチレンとプロピレン(6対4~7対3)をツィーグラーチーグラー)系触媒で共重合した非晶性高分子ASTMアメリカ材料試験協会)の規格による略称はEPM。これは分子内に二重結合がないので、架橋は過酸化物によって行われる。通常の硫黄(いおう)による加硫を可能にするため、エチレンとプロピレンのほかに、第三成分として1,4-ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、あるいはエチリデンノルボルネンなどの非共役ジエンを5%以下加えた三成分共重合体が工業化されている。EPDM(ethylene-propylene diene methylene linkage)、あるいはEPT(ethylene-propylene terpolymer)とよばれる。特殊ゴムではもっとも多量につくられている準汎用(はんよう)ゴムである。EPDMは飽和炭化水素に近い構造をもっているので、耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性が優れ、150~170℃での常用も可能である。また、耐寒性、低温特性もよく、零下55℃でも可撓(かとう)性があり、耐薬品性や電気特性もよい。欠点は、加硫速度が遅いこと、粘着性や接着性が劣っていることである。用途は、電線の被覆、防水シート、タイヤのサイドウォール、自動車部品(ラジエーターホースなど)、工業用品、建築材料、PP(ポリプロピレン)バンパーの耐衝撃性改質材などである。[福田和吉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

エチレン・プロピレンゴムの関連キーワードチーグラーチーグラー触媒チーグラー=ナッタ触媒ナッタブタジエンゴムポリプロピレンコーポリマーツィーグラーラングラーズエチレン・プロピレンゴム

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

エチレン・プロピレンゴムの関連情報