オスロ(英語表記)Oslo

翻訳|Oslo

デジタル大辞泉 「オスロ」の意味・読み・例文・類語

オスロ(Oslo)

ノルウェー王国首都。同国南東部、フィヨルド湾奥にあり、不凍の良港を有する。造船機械などの工業が盛ん。旧称クリスチャニア人口、行政区57万(2008)。

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精選版 日本国語大辞典 「オスロ」の意味・読み・例文・類語

オスロ

  1. ( Oslo ) ノルウェーの首都。ノルウェーの南東部、オスロ‐フィヨルドの湾奥にある水陸交通の中心都市で、不凍の良港を持つ。中世には、ハンザ同盟都市の一つとして繁栄。近代的な都市計画と風光美で知られる。旧称クリスチャニア。

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改訂新版 世界大百科事典 「オスロ」の意味・わかりやすい解説

オスロ
Oslo

ノルウェーの首都。同国南部,オスロ湾の最奥に位置し,同国の政治・経済・文化の中心地。独自の1州をなす。人口53万4128(2005)。ハーラル3世が建設したとされる(1046-50)。初期は司教座修道院の存在によって宗教的に重要であったが,1294年には王都となり,ホーコン5世時代(1299-1319)に隆盛をみた。その後ハンザ同盟都市(とくにロストク)の進出,デンマークとの連合,ペストの大流行等のため急速に衰退。1624年大火の後,デンマーク・ノルウェー王クリスティアン4世は旧市(現オスロ市の南東部ガムレビューエン)を放棄し,その西部に新市クリスティアニアChristiania(Kristiania)の建設を決めた。17~18世紀に海運業と木材取引によって通商の中心地となる。ノルウェーがデンマークから分離した1814年に首都の地位を回復,人口は1830年代にベルゲン市を抜いて全国一となった。1925年に旧称オスロが復活。48年に市を囲んでいたアーケル郡を合併して市域を大拡張。都心は旧クリスティアニア市の部分で,ストールトルベ広場を中心にして東西南北に伸びた官庁・商工街となっており,その中央を東西に,市第一の繁華街カール・ヨハン通りが走り,国鉄オスロ東駅と王宮公園を結んでいる。それにそって南側には国会議事堂,エイズボル広場,国立劇場,北側にはボール・フレルセル教会,オスロ大学旧校舎(古典主義スタイルの建築),国立美術館,歴史博物館,その他がある。ナンセン広場の南にたつオスロ市庁舎は現代ノルウェー建築代表作の一つである。都心の周囲に広がる新市域,郊外は近年発展が著しい。北西部のブリンデルン区にはオスロ大学新校舎を中心に諸研究機関が集中しており,国立放送(NRK)本局もある。南西の半島ビュグデイには,ノルウェー野外民俗博物館のほか海運博物館,バイキング船館,ナンセンのフラム号館,ヘイエルダールのコン・ティキ号館が建ち並び,海洋民族の誇りを示している。
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百科事典マイペディア 「オスロ」の意味・わかりやすい解説

オスロ

ノルウェーの首都。同国南東部,オスロ湾の奥にある港湾都市。不凍港で施設も完備し,北海とバルト海を結ぶ交通の要地。金属・機械・化学・食品工業が行われる。王宮(1848年建),議事堂,大学(1811年創立)をはじめ,航海博物館,民族博物館,スキー博物館などがある。1050年ごろハロルド3世により建設され,1294年に国の首都となる。14世紀に王宮所在地となった。またハンザ同盟都市としても繁栄した。1624年の大火で全滅したが,クリスチャン4世により再建され,1924年までクリスティアニアと呼ばれた。第2次大戦中はドイツ軍に占領されたが,戦災は少なく,1948年市域が拡張された。毎年12月,オスロ大学でノーベル賞(平和賞)の授賞式が行われる。63万4463人(2014)。
→関連項目オスロオリンピック(1952年)ノルウェー

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「オスロ」の解説

オスロ
Oslo

ノルウェーの首都。11世紀以来の古都で1624年に破壊されたが,デンマーク‐ノルウェー王クリスチャン4世の手により再建され,クリスチャニア(Kristiania)と呼ばれたが,1925年現在名に改称された。40~45年,ドイツ軍に占領された。

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