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オタワ協定 オタワきょうてい

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大辞林 第三版の解説

オタワきょうてい【オタワ協定】

1932年、世界恐慌に対処するため、イギリス連邦がオタワで開いた経済会議で結んだ協定。連邦内の特恵関税と域外への保護関税を強め、市場の安定化をはかったが、伝統的自由貿易主義が放棄され、世界経済のブロック化を促進した。

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百科事典マイペディアの解説

オタワ協定【オタワきょうてい】

大恐慌に対処するためのイギリス連邦内における特恵関税協定。1932年オタワ開かれたイギリス連邦諸国の経済会議(オタワ会議)でとりきめられた。これにより,イギリス連邦諸国による経済ブロックが成立し,世界経済ブロック化の一因となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

オタワきょうてい【オタワ協定 Ottawa Agreement】

1932年7月21日~8月20日,カナダのオタワで開かれたイギリス帝国経済会議(オタワ会議)で締結された協定で,イギリス連邦特恵関税制度Commonwealth Preferenceなどを定めた。19世紀から20世紀初頭までのイギリスは,工業製品貿易における優位を背景に,自由貿易主義を掲げ各植民地に対しても開放的な貿易政策をすすめた。しかし,第1次大戦を契機として,イギリス本国にとってイギリス連邦の結束を強化することの必要性と,植民地にとってイギリス本国市場でアルゼンチンや他のヨーロッパの競争者に対し優位を保ちたいという欲求とが合致して,1915年にイギリス連邦諸国の相互貿易に特恵関税を中心とする優遇措置が導入された。

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世界大百科事典内のオタワ協定の言及

【関税】より

…高関税による保護貿易は,第1次大戦後の不況のなかで一層の拍車がかけられ,幼稚産業のみならず斜陽産業にまで保護貿易政策が広がった。自由貿易を守っていたイギリスも,1932年の輸入関税法によって,ついに自由貿易政策を放棄し,同年にはオタワ協定によってイギリス連邦特恵関税制度を確立する。これを契機として,世界経済は排他的なブロック経済体制へと進展し,第2次大戦を招くことになる。…

【ブロック経済】より

…このような環境のなかで,世界の主要国は自国を中心とするいくつかの国々と経済領域,通貨圏をつくり,その中で互いに輸出を拡大し自国の産業に必要な資材の輸入を確保しようとした。経済ブロックには,イギリスを中心とするオタワ協定Ottawa Agreements(1932)に基づく特恵貿易地域,アメリカとラテン・アメリカを結ぶもの,ドイツと南東ヨーロッパ諸国による広域経済圏Grossraumwirtschaft,フランスを中心とする金本位制を維持した国々による金ブロックなどがある。日本の大東亜共栄圏構想(大東亜共栄圏)は,満州,台湾,朝鮮から成るミニ・ブロックを本格的なものに拡大しようとしたものである。…

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