オヒシバ(雄日芝)(読み)オヒシバ(英語表記)Eleusine indica; goose-grass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オヒシバ(雄日芝)」の意味・わかりやすい解説

オヒシバ(雄日芝)
オヒシバ
Eleusine indica; goose-grass

イネ科一年草日当りのよい路傍や野原に生える代表的な雑草北半球温帯のほぼ全域に生じるが,日本では本州以南にごく普通にみられる。じょうぶなひげ根を出し,茎は群がって生え,抜きにくいのでチカラグサの別名もある。草丈は 30~50cm。夏,茎の先に傘形に分枝した緑色の花穂を出す。各枝の花穂は長さ5~8cm,その一側にだけ多数の小穂を密生する。小穂は扁平で数花から成り,芒 (のぎ) はない。雄日芝は雌日芝に対する名で,メヒシバより大きい。また「日芝」というのは,夏の強い日ざしのもとで盛んに繁茂することによる。

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