オルガンチノ(英語表記)Organtino, Gnecchi-Soldo

デジタル大辞泉 「オルガンチノ」の意味・読み・例文・類語

オルガンチノ(Gnecchi-Soldi Organtino)

[1530~1609]イタリアイエズス会士。元亀元年(1570)来日京都中心に伝道し、「宇留岸伴天連ウルガンバテレン」と親しまれた。織田信長厚遇を受け、京都に南蛮寺教会)、安土セミナリオ神学校)を創設長崎で没。オルガンティノ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「オルガンチノ」の解説

オルガンチノ Organtino, Gnecchi-Soldo

1532ごろ-1609 イタリアの宣教師
イエズス会にはいり,元亀(げんき)元年(1570)来日,フロイスもと布教をはじめる。織田信長の信任をえて天正(てんしょう)4年京都に南蛮寺を建立。8年安土にセミナリヨ(神学校)をひらき校長となる。宇留岸伴天連(ウルガンバテレン)の愛称でしたしまれた。慶長14年3月17日長崎で死去。77歳?カスト-ディ-バルサビア出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

旺文社日本史事典 三訂版 「オルガンチノ」の解説

オルガンチノ
Gnecchi Soldi Organtino

?〜1609
安土桃山時代に来日した,イタリアのイエズス会宣教師
1570年来日。フロイスを助けて畿内に布教。高山右近・織田信長の信任厚く,'76年京都に南蛮寺,'80年安土にセミナリオを建設した。豊臣秀吉にも厚遇され, '87年秀吉のバテレン追放令後も修道生活を続けた。長崎に隠退し,同地で没。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android