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オンシジウム オンシジウムOncidium; dancing lady orchid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

オンシジウム
Oncidium; dancing lady orchid

ラン科オンシジウム属の総称。熱帯・亜熱帯アメリカに約 400種が分布する多年草。普通,ふくらんだ茎のような偽鱗茎から剣状または棒状の葉を頂生。偽鱗茎の基部から花茎を伸ばし,総状または円錐状の花序をつける。花はダンシング・レディ・オーキッド (踊る淑女のラン) の英名そのままの愛らしい形をしている。オンシジウムの名は,唇弁の基部にいぼ状の突起があるため,「瘤」を意味するギリシア語 ogkosにちなむ。鉢植えや切り花にしやすく,多くの園芸品種がつくられている。栽培種では黄花が一般的であるが,桃色,白色,赤紫色,褐色,緑色など変化に富み,赤褐色斑紋 (はんもん) の入る種類が多い。春から夏の生育期は十分水を与えて日に当て,冬は水を控え目にして室内の窓辺などで管理。 10℃以上あれば越冬する。株分け植付けは春に行う。

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デジタル大辞泉の解説

オンシジウム(〈ラテン〉Oncidium)

ラン科の多年草。中南米原産。唇弁は主に黄色で、花弁は褐色の模様が入る。切り花または鉢植え用。オンシジューム

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百科事典マイペディアの解説

オンシジウム

熱帯アメリカ原産の着生または地生ラン。ラン科中で種数の多い属のひとつで,その形態はさまざま。大部分は偽球茎を有し,葉は長楕円形〜広披針形。長い花茎に1〜20数花つく。

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世界大百科事典 第2版の解説

オンシジウム【Oncidium】

黄色でむらがって咲く花がよく切花にされる着生ラン(イラスト)。西インド諸島から南アメリカ熱帯域に約500種が分布し,変化に富む。日本で多くみかけるのはオンシジウム・フレクスオスムO.flexuosum Lodd.,オンシジウム・ケイロフォルムO.cheirophorum Reichb.f.,オンシジウム・スファケラトゥムO.sphacelatum Lindl.などである。渡来は明治末ごろ。多くはやや扁平な球状の偽球茎をもち,それから葉を2~5枚ほど出す。

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大辞林 第三版の解説

オンシジウム【Oncidium】

ラン科オンシジウム属の多年草の総称。中央・南アメリカ原産。多くの園芸種が作られ、葉や花の形状などは多彩。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

オンシジウム
おんしじうむ
[学]Oncidium

ラン科の1属名。中央アメリカから南アメリカの熱帯原産の着生ランで、多くの種類がある。原種では黄金(こがね)色のアンプラセウムや、スプレンディダムが市場に出回るくらいであるが、園芸種は毎年新品種が登場し、近年、ノナ、スターウォーズ、フロリダゴールド、マカリー、サルタマイヤーなどがよくつくられている。いずれも黄色の大輪で、切り花にも鉢花にもなるのが最近の園芸種の特徴となっている。園芸種は多数あり、ほぼ一年中どれかが開花しているが、春咲きがやや少ない。生育期は春から秋までで、この間に肥培をし日光に当て、水を多く与えると花芽ができやすい。植え付け、株分けは春がよく、ミズゴケで植える。10℃あれば冬を越せるが、冬に開花させるには15℃は必要である。[江尻光一]

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