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カイガラムシ(介殻虫) カイガラムシscale insect

翻訳|scale insect

世界大百科事典 第2版の解説

カイガラムシ【カイガラムシ(介殻虫) scale insect】

半翅目カイガラムシ上科Coccoideaに属する昆虫の総称。一般に,果樹,植木,観葉植物の害虫として知られる。ワタフキカイガラムシ科,コナカイガラムシ科,カタカイガラムシ科,マルカイガラムシ科など十数科からなり,系統発生上はアブラムシ(蚜虫)などに近い。世界から6000~7000種,日本からは約400種が知られる。大部分の種は,体表に分布する多数の微小な分泌孔から蠟質物や樹脂状の物質を分泌して,特有の虫体被覆物を形成し,植物に固着して寄生生活を営む。

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世界大百科事典内のカイガラムシ(介殻虫)の言及

【マルカイガラムシ】より

…半翅目マルカイガラムシ科Diaspididaeの昆虫の総称。大きなグループで,カイガラムシ類の大半を占め,日本から200種以上が知られている。微小な種が多く,一般に体長1~2mmくらい。キチン化した脱皮殻と虫体からの分泌物で鱗片状の虫体被覆物,いわゆる介殻(かいがら)を形成し,植物に固着して寄生生活を営む。円形の介殻を形成する種を代表して名づけられたが,介殻の形状は細長いもの,カキ殻状のものなどさまざまである。…

【こうやく病】より

…クワ,モモ,サクラ,ウメ,グミなど多くの果樹・樹木の枝や幹に,薄皮のように菌がはりつく病気で,ちょうど膏薬をはった趣を呈するのでこの名がある。担子菌に属するSeptobasidium菌が病原で,木につくカイガラムシと共生する。菌がカイガラムシの分泌物を栄養として発達して幹にはりつくと,カイガラムシはこの皮のような菌糸マットに保護されて木から汁液を吸うという関係ができ上がる。…

※「カイガラムシ(介殻虫)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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