カクテル・パーティー(英語表記)The Cocktail Party

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カクテル・パーティー」の意味・わかりやすい解説

カクテル・パーティー
The Cocktail Party

イギリス詩人批評家 T.S.エリオット詩劇。3幕。 1949年エディンバラ音楽演劇祭で初演。エドワード夫妻のカクテル・パーティーに現れたピーターシリアの4人の関係を通して,現代における夫婦のあり方や愛の問題を提起し,現代人の苦悩と宗教的救済を追究した作品。このなかでエリオットは,詩劇における会話は詩であると同時に日常会話の自然さをもっていなければならないとする彼の理論を実践している。 50年にブロードウェー上演,ニューヨーク劇評家賞を受賞

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android