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カット・グラス cut glass

翻訳|cut glass

世界大百科事典 第2版の解説

カット・グラス【cut glass】

ガラスの装飾加工法の一つ,およびこれによる製品。日本では切子(きりこ)あるいは切子ガラスと呼ばれる。ガラスの表面に,石または金属製の回転砥石を研磨剤とともに押しつけて,溝を切ったり曲面を削ったりする方法で,多くは透明な鉛ガラス製の器の装飾に用いられる。技法の性質上,曲線をカットすることは不可能であり,デザインは,直線の集積によって構成される幾何学的な文様を基本とする。また,砥石の直径,断面の形状により,カット面は変わり,線溝の断面も変化する。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のカット・グラスの言及

【ガラス工芸】より

…しかしメソポタミアではアッシリア時代末期より透明なガラスの美が発見され,以後不透明色ガラスより透明ガラスが使われるようになった。この傾向はアケメネス朝時代に入ってさらに進展し,無色に近い透明ガラスにカットを施したカット・グラス器を流行させた。パルティア時代に入ってその伝統はやや衰えたが,ササン朝時代になって再興し,カット・グラス製品を大流行させて全世界に輸出していった。…

【グラス】より

…一般的には材質はほとんどがソーダガラスであるが,カリクリスタルガラス,鉛クリスタルガラスも用いられる。後者は酸化鉛を含んだもので,含有率25%以上が上質とされ,カット加工をほどこしてカット・グラスとも呼ばれることが多い。大量生産品のグラスは機械で成型し,歪みの発生を防ぎ熱や衝撃に耐えるように,徐冷炉で時間をかけて冷ます。…

※「カット・グラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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