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カノープス Canopus

翻訳|Canopus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カノープス
Canopus

りゅうこつ座α星 (α-Car) の固有名。実視等級-0.7等で,シリウスに次ぐ全天第2の最輝スペクトル型 F0の超巨星。赤経6時 24分,赤緯-53°の位置にあり,日本では冬に南の地平線近くにかろうじて見られる。中国では老人星,日本では源五郎星,淡路星,鳴門星などと呼ばれる。

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百科事典マイペディアの解説

カノープス

りゅうこつ座のα星。白色の−0.7等星で,全天第2の明るい恒星。距離約116光年。冬に南天低く現れ,日本では関東以南でないと見えない。中国名老人星,和名布良(めら)星。
→関連項目りゅうこつ(竜骨)座

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世界大百科事典 第2版の解説

カノープス【Canopus】

恒星の名。りゅうこつ座のα星。ギリシア語起源のこの名は,トロイア戦争でギリシア軍艦隊の舵手を務めたというカノポスKanōposにちなんで命名された。アラビア名スハイルSuhaylは〈なめらかにする,やさしくする〉という意味である。シリウスに次ぐ全天第2の輝星だが,日本では南中時でも地平線に近いため,かなり暗く赤みを帯びて見える。中国では,古来より(南極)老人星,寿星の名を冠し,福寿をつかさどるこの星のまれな目撃を貴んだという。

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大辞林 第三版の解説

カノープス【Canopus】

竜骨りゆうこつ座のアルファ星。明るさはマイナス0.7等で、シリウスに次ぐ。地球からの距離310光年。晩冬の宵、南に低く見える。中国名は老人星、南極老人星、寿星。 → 南極星

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カノープス
かのーぷす
Canopus

りゅうこつ座のα(アルファ)星の固有名。トロイ戦争でギリシア艦隊の水先案内の長として活躍した人物「Kanobos」のラテン名に由来する。実視等級マイナス0.73等で、シリウスに次いで全天で2番目に明るい星である。天球上の位置は、2000年分点で赤経6時24分、赤緯マイナス52度42分。距離は310光年。スペクトル型F0の超巨星で、表面温度は約7300K、半径は太陽の約50倍、質量は太陽の8倍程度と推定されている。毎秒21キロメートルの速度で太陽系から遠ざかりつつある。この星が地平線から昇って見える場所の北限は、その土地の高度によって少し異なるが、北緯38度付近である。日本では、北海道と東北地方北部からは見ることができない。見ることができる地方でも南中高度が低いので、もともと白色のこの星は、地平線方向の厚い地球大気層による青色光の吸収のために赤色に見える。中国では、洛陽(らくよう)や長安から南の果てに低く見えていたので、古くから「南極老人」「老人星」「寿星」などとよんで、めでたい星として敬っていた。これらの漢名は日本にも古くから伝わり、平安時代には朝廷で毎年「老人星祭」を行っていたという。七福神の「寿老人」は南極老人に由来している。[岡崎 彰]

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世界大百科事典内のカノープスの言及

【老人星】より

…りゅうこつ(竜骨)座のα星,カノープスの中国での呼称。一名南極星,寿星。…

※「カノープス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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