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カルタヘナ Cartagena

大辞林 第三版の解説

カルタヘナ【Cartagena】

スペイン南東部、地中海沿岸の港湾都市。軍港。
コロンビア北部、カリブ海沿岸の港湾都市。石油化学工業が盛ん。

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デジタル大辞泉の解説

カルタヘナ(Cartagena)

スペイン南東部、地中海に面する港湾都市。前225年、カルタゴの植民地として建設。軍港。人口、行政区21万(2008)。
コロンビア北部、カリブ海に面する港湾都市スペイン領時代の1533年に植民の根拠地として建設された要塞都市。人口、都市圏92万(2008)。

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世界大百科事典 第2版の解説

カルタヘナ【Cartagena】

コロンビア北部,ボリーバル県の県都。人口74万5689(1995)。カリブ海に面し,1533年アンティオキア地域の貴金属や砂糖の積出港として創設された。スペイン帝国が植民地で開設した数少ない貿易港の一つで,本国の商船隊(ガレオネス)が定期的に寄港した。その繁栄ゆえにたびたびイギリス海軍に攻撃され,なかでも1741年の都市攻撃は凄絶で,今日なお多くの城塞が当時の状況を物語っている。独立期にあっては市民がこぞって革命家ボリーバルを支援し祖国解放に貢献した。

カルタヘナ【Cartagena】

スペイン南東部,地中海沿岸の都市。人口16万7936(1981)。ムルシア県の商工業の中心地で,金属工業,造船業,石油精製所があり,また県下で採掘される鉛,鉄鋼石,ニッケルの積出港となっている。地中海沿岸で最も重要な海軍基地でもある。温暖な地中海気候に恵まれ,都市周辺ではオレンジブドウオリーブ栽培が盛んである。カルタヘナの名は,紀元前223年同市を植民化したカルタゴ人が命名したカルタゴ・ノウァ(〈新カルタゴ〉の意)に由来。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カルタヘナ
Cartagena

コロンビア北西部,ボリバル州の州都。カリブ海の入江,カルタヘナ湾に臨む港湾都市。 1533年スペイン人により建設され,16世紀半ば以降南アメリカ北部で産する金その他の物資をスペイン本国へ運ぶための輸送基地となり,繁栄。海賊などの襲撃から市を守るため,早くから要塞化が進められ,サンフェリペデバラハス,サンフェルナンドなどの要塞や堅固な市壁が建設された。内陸部との連絡はおもに西のマグダレナ川によったが,17世紀半ばまでには市とマグダレナ川沿岸のカラマルを結ぶディケ運河が開通。 1811年いち早くスペインからの独立を宣言,その後の混乱期を通じてこの地域の主要港としての地位を保ったが,1840年代までに人口,貿易量ともに減少しはじめ,代わってマグダレナ川河口近くのバランキヤが主要港として発展。 19世紀末カラマルとの間に鉄道が通じて貿易がやや回復。 20世紀に入ってマグダレナ川沿岸の大規模な油田地帯の開発が始まり,1926年マグダレナ川中流部沿岸のバランカベルメハからカルタヘナ湾までパイプラインが通じ,再び発展しはじめ,コロンビアの主要な石油積出港となった。工業も発達し,砂糖,タバコ,化粧品,織物,皮革製品などを製造。市街は半島部とヘツェマニ島にかけて広がる市壁に囲まれた旧市街を中心に,南のマンガ,マンサニヨなどの島や東の本土方面へ向かって広がっている。旧市街にはスペイン風の細い街路や広場などとともに,華麗な大聖堂,サンペドロクラベル聖堂,宗教裁判所,カルタヘナ大学 (1824) などの古い建築物が多数残っており,1984年港,要塞とともに世界遺産文化遺産に登録。バランキヤとメデリンを結ぶ幹線道路が通る。人口 52万 2318 (1985) 。

カルタヘナ
Cartagena

スペイン南東部,ムルシア州,ムルシア県の都市。地中海に面した天然の良港で,エルフェロルやサンフェルナンドとともにスペインの重要な軍港となっている。前3世紀カルタゴ人によってイベリア人の集落跡に建設。前 209年ローマの名将 P.C.スキピオ・アフリカヌスに占拠され,カルタゴ・ノウァ (新カルタゴの意) と呼ばれて繁栄した。近くに産する金,銀がカルタゴ人やローマ人に巨大な富をもたらした。その後西ゴート族ムーア人の支配を受けたが,13世紀アラゴン王国により征服された。 1936~39年の内乱時には人民戦線政府の軍港として利用された。おもな輸出品は鉱石,オリーブ油で,製錬,化学,造船工業のほかガラス製品などを産する。ムルシアからの鉄道の支線の終着駅。人口 16万 6736 (1991推計) 。

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