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コロンビア北部,アトランティコ県の県都。大都市域人口138万6895(2005)。マグダレナ河口より15km上流の地に,カカオの積出港として1629年に創設された。1930年代後半に河口の掘削が行われ,大型の外洋船の入港が可能になって,本格的な都市の発展がはじまった。現在ではコロンビア最大の貿易港であるとともに,全水路輸送の4分の1を扱う最大の河港でもある。輸入原料を使用して国内向け鉄鋼製品の生産やビール,薬品,木材,皮革,アルミニウム,セメント,製紙など,また各種飲料水の産業を発展させている。最初の商業航空路は1920年ヒラルドトとの間に開設された。
執筆者:上谷 博
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南アメリカ、コロンビア北部の港湾都市。アトランティコ州の州都。マグダレナ川の河口から16キロメートル上流に位置するコロンビア第一の貿易港で、国内商業の一大中心地でもある。バランキージャともいう。人口122万6292(1999)、123万6202(2019推計)。1629年アンデス高原への交通基地として建設された。1930年代にマグダレナ川の浚渫(しゅんせつ)工事が完成し、同川の水運の終点として外洋汽船の出入りが増え急速に発展、1961年にはボゴタと結ぶ太平洋鉄道が完成した。市街地はスペイン風の碁盤目状で、ボリーバル中央広場の大伽藍(がらん)、大通り、河岸・運河沿いの市場などが旅行者の目をひく。近代工業都市としても発展し、繊維、香水、植物油、セメント、精油、石油化学、たばこ、製材、造船、ビール醸造などの工場が多い。
[山本正三]
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