カンパリ

デジタル大辞泉 「カンパリ」の意味・読み・例文・類語

カンパリ(Campari)

イタリアリキュールビターオレンジ薬草原料苦味が強く、鮮やかな赤い色と柑橘かんきつ系の香りが特徴食前酒として、またはカクテルにして飲む。商標名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カンパリ」の意味・読み・例文・類語

カンパリ

  1. ( Campari ) イタリアの薬酒の商標名。苦みが強く、鮮やかな赤い色と柑橘系の香りが特徴。
    1. [初出の実例]「千枝はカンパリの水割りをなめながら」(出典:去年の梅(1970)〈立原正秋〉一・二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「カンパリ」の意味・わかりやすい解説

カンパリ

イタリアのリキュール一種。1860年にミラノのガスパーレ・カンパリが創製したもので,息子ダビデの代にカンパリと改名ビターオレンジキャラウェーコリアンダーリンドウの根などが配合され,苦味と甘味のある深紅色の酒。オレンジジュース適量加えてカンパリ・オレンジにしたり,ソーダ水を加えてカンパリ・ソーダにしたりする。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

飲み物がわかる辞典 「カンパリ」の解説

カンパリ【Campari(イタリア)】


イタリアのダビデ・カンパリ社が製造するリキュールの商標名。ビターオレンジ、キャラウェイ、コリアンダーなど数十種の香草香辛料風味スピリッツにつけ、加糖して製する。鮮やかな赤い色と苦味が特徴。カクテルの材料として用いられることが多い。◇1860年、ミラノに酒場を開いたガスパーレ・カンパリが考案したとされる。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

栄養・生化学辞典 「カンパリ」の解説

カンパリ

 ビターオレンジを主たる原料とする赤色の酒.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカンパリの言及

【アペリチフ】より

…前者にはシャンパン,シェリー,ベルモットなどのほか,ワインをベースにキナ皮その他を加えたビイルbyrrhやデュポネなどがある。後者には,スピリッツをベースにしてアニス,フェンネルその他の薬草,香草を用いたアニゼット,カンパリなどのリキュールがあり,炭酸水や水で割って飲用される。アペリチフに対して,食後に供される食後酒はディジェスチフdigestifと呼ぶ。…

【リキュール】より

…(1)ハーブ(香草)系 各種の芳香植物を配合するもので,薬酒として,修道院などでつくられてきたものが多い。ベネディクティンとシャルトルーズのほか,アブサンキュンメルペパーミント,アイリッシュミスト,ドランビュイ,カンパリなどが知られる。アイリッシュミストはアイリッシュウィスキーを基酒とし,香草類やはちみつを加えたもの,ドランビュイも同じタイプでスコッチウィスキーを基酒とする。…

※「カンパリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android