デジタル大辞泉
「カーコーディ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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カーコーディ
Kirkcaldy
イギリス,スコットランド東部,ファイフ南部の都市。北海の入り海フォース湾の北岸に位置する。1450年に勅許都市となり,15~16世紀には商業中心地,港町として発展,特に食塩の取り引きが盛んであった。18世紀にはジャコバイトの反乱やアメリカ植民地の独立などの影響によって貿易が衰退したが,19世紀に入ってリネン工業で復興し,19世紀後半リノリウム工業の発達により最盛期を迎えた。その後プラスチックやビニルが敷物用に用いられるようになったため,リノリウム工業は衰退し,工場地帯の大部分は住宅地として再開発された。今日ではおもに麦芽,リネン,ロープ,家具,電気器具などが製造される。経済学者アダム・スミスの生地。人口 4万7090(2004推計)。
カーコーディ
Kirkcaldy, Sir William
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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カーコーディ
Kirkcaldy
イギリス,スコットランド東部,ファイフ州南部の工業都市。人口14万9000(1993)。フォース湾をはさんでエジンバラの対岸に位置し,良港をなす。ファイフ炭田の中心にあたり,石炭積出港として繁栄したが,現在はリノリウム,油布工業のほか,捺染,農業機械などの工業が発展している。アダム・スミスの出生地であり,《国富論》はこの地で書かれた。文学者のT.カーライルやE.アービングも一時この町で教師をしていた。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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