ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
キノホルム
chinoform
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各種細菌や赤痢アメーバなどの原虫による疾患に有効な内服可能の殺菌剤。腸管からの吸収が少なく、消化管内の殺菌や腸内異常発酵の抑制に有効なため、細菌性の下痢症の治療に腸内殺菌剤、止瀉(ししゃ)剤(下痢どめ)として繁用されたが、1970年(昭和45)スモンの一原因としてその副作用が重大問題となり、医薬品としての製造販売が禁止された。
[幸保文治]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
C9H5NOClI(305.52).5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノール(5-chloro-7-iodo-8-quinolinol)ともいう.淡黄白色~淡黄褐色の軽質の粉末.わずかに特異な臭いを呈する.無味.融点約175 ℃(分解).熱氷酢酸,ジメチルホルムアミドに易溶,水,エタノールに不溶.光によって徐々に変化する.殺菌剤.本剤がスモン(SMON,subacute myelo-optic neuropathy)の発生にきわめて深い関連をもつことがわかり,1970年9月にキノホルムおよびその含有製剤の販売および使用が停止された.[CAS 130-26-7]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…subacute myelo‐optico‐neuropathy(亜急性脊髄・視神経・末梢神経障害)の略。スモンは,下痢止めとして市販されていたキノホルムにより生ずる神経障害で,1972年までに全国で1万1007人の患者をもたらした。本症は1955年ころから日本でぽつぽつと発生し,漸次増加の一途をたどり,原因不明の病気として医学界はもちろん大きな社会問題となった。…
※「キノホルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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