コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

キリスト論 キリストろん Christologia

4件 の用語解説(キリスト論の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

キリスト論
キリストろん
Christologia

イエス・キリストに関する神学的思索ないし神学理論をいい,すでに新約聖書において神の子,キリスト,主,ロゴスなどの呼称に関連してその萌芽がみられる。古代キリスト教の発展に伴って重大な神学論争の対象となり,正統教義の形成がなされるとともに,多くの異端説を生じるにいたった。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

キリスト‐ろん【キリスト論】

キリスト教神学の一部門。イエス=キリストの人格、ことにその神性と人性、神との関係などを考究する神学理論。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

キリスト論【キリストろん】

イエス・キリストの本質をめぐる思弁で,三位一体論とともにキリスト教教義の根本。英語ではChristology。イエスの神性と人性のどちらに比重をかけるかで,〈ロゴス・キリスト論〉対〈仮現論(ドケティズム)〉,〈モナルキアニズム〉対〈様態論(モダリズム)〉,〈両性論〉対〈単性論〉などの対立を生じ,多くの論争が行われた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

キリストろん【キリスト論 Christology】

三位一体論とともにキリスト教教義の中核をなすもの。古代教会において激しい論争があったが,その後も絶えずとらえ直されてきたのは,これが神学の根本構造にかかわっているからである。(1)原始教会では,イエスは最初比較的単純にユダヤ教の用語をもって〈キリスト〉(メシア=神によって油注がれて王となった者),〈神の子〉と呼ばれ,また世の終りに再び来て〈神の国〉を完成する者と信じられていた。しかしキリスト教がパレスティナを出てヘレニズム世界に入るとこのキリスト理解に変化が生じ,神秘宗教的にイエスを神的人間と見なし,〈キュリオスkyrios〉(主)と呼ぶようになった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のキリスト論の言及

【キリスト教】より

…ギリシア哲学の素養をつんだ知識人が改宗しだすと,当然,信条の内容を哲学的に解釈しようとした。そこで問題となったのが三位一体論とキリスト論で,前者に対する疑問はキリスト従属論として現れた。アリウスがその代表で,ニカエア公会議(325)はアリウスを異端としたが,この問題は4世紀の教会を計り知れぬ混乱に陥れ,最終的にはコンスタンティノープル公会議(381)で三位一体論が確定した(〈ニカエア・コンスタンティノポリス信条〉)。…

※「キリスト論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

キリスト論の関連キーワード信条アテナゴラス三位一体三位一体論キリスト教会三位セント・パトリック《三位一体論》(アウグスティヌス)《三位一体論》(ノウァティアヌス)《三位一体論》(ヒラリウス)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone