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ギラン=バレー症候群 ギラン=バレーしょうこうぐん Guillain Barré syndrome

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ギラン=バレー症候群
ギラン=バレーしょうこうぐん
Guillain Barré syndrome

1916年,フランスの神経科医 G.ギランと J.A.バレーが記載した多発性神経炎。無熱筋痛,運動減弱,腱反射消失などの症状があり,脳脊髄液中の蛋白質成分が増加しているのに,細胞数が増加しないのが特徴である。

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百科事典マイペディアの解説

ギラン=バレー症候群【ギランバレーしょうこうぐん】

風邪症状や下痢の1〜2週間後,手足の疼痛やしびれにはじまり,下肢の脱力,筋力の低下,知覚異常が現れ,歩行が困難になることもある疾患。末梢の顔面神経麻痺も起こり,物が二つに見えたり,むせて食事がしにくくなるなどの症状もみられる。
→関連項目多発性神経炎

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世界大百科事典 第2版の解説

ギランバレーしょうこうぐん【ギラン=バレー症候群 Guillain‐Barré syndrome】

1916年,ギランG.Guillain,バレーJ.A.Barréらによって初めて報告されたアレルギー性急性多発性根神経炎。多くの場合,急性ウイルス性感染によると思われる風邪症状や,下痢などの胃腸症状があってから1~2週間後に,下肢から始まる筋力の低下と,足の裏の異常感覚などを生じ,数日から数週のうちに四肢・体幹の弛緩性運動麻痺を呈するに至る。また両側性の顔面神経麻痺や,口蓋,咽頭,喉頭などの麻痺,さらには呼吸筋の麻痺をも生ずることがある。

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世界大百科事典内のギラン=バレー症候群の言及

【運動失調症】より


[脊髄癆性失調症tabetic ataxia]
 関節位置覚,運動覚などの深部感覚の障害によって生ずるものであり,深部感覚の障害されるような病態で共通に認められる。その原因としては脊髄癆が最も古典的なものであるが,ほかにフリードライヒ病Friedreich ataxiaのような脊髄小脳変性症糖尿病ギラン=バレー症候群のような多発性神経炎または多発性根神経炎,ビタミンB12欠乏症にみられる亜急性連合索変性症,脊髄腫瘍などでも,同様の現象がみられる。下肢に失調症のみられることが多く,起立や歩行時の平衡障害が著しい。…

【運動麻痺】より

…このような痙性四肢麻痺はまた大脳の広範な病変によっても生ずるが,そのような場合には,単に運動麻痺のみでなく,知能や意識の障害,視覚・聴覚の障害,痙攣(けいれん)発作などを伴うのが普通である。多発性筋炎進行性筋ジストロフィー症のような全身を侵す筋肉疾患,ギラン=バレー症候群のような多発性根神経炎,運動ニューロン疾患などでは,弛緩性の四肢麻痺を呈することが多い。これらの疾患,とくに後2者においては,顔面筋やその他の脳神経系の運動麻痺をきたすことも少なくない。…

【筋萎縮】より

…同様のことは,変形性脊椎症や,脊椎骨などの骨奇形,椎間板ヘルニアなどで神経根が圧迫された場合にも起こる。また多発性神経炎や,ギラン=バレー症候群においては,広い範囲にわたって神経原性筋萎縮が認められる。最も高度の神経原性筋萎縮は,脊髄運動ニューロンの病変によって生ずるが,その代表的なものはポリオ運動ニューロン疾患である。…

【脱髄疾患】より

…臨床像は,急性感染症やワクチン接種後1~2週後に生ずる脳炎または脊髄炎症状が主体であり,自然寛解に至るのがふつうである。これに対し,同様の自己免疫機転が末梢性髄鞘の塩基性タンパク質に対して生じたと考えられているものにギラン=バレー症候群がある。ギラン=バレー症候群においても,急性感染症に感染した後数日ないし数週間後に弛緩性四肢麻痺を生じてくるが,やはり自然寛解に至る。…

【多発性神経炎】より

…治療および予後も原因により異なるが,副腎皮質ステロイド剤などの薬物療法と急性期の安静,回復期のリハビリテーションが基本となる。ギラン=バレー症候群は,若年男子に多い運動障害を主体とした多発性神経炎の一つであり,上気道感染などの前駆症状を伴うことが多い。数ヵ月以内に症状は回復し,予後はよい。…

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