百科事典マイペディア「ギリシア解放戦争」の解説 ギリシア解放戦争【ギリシアかいほうせんそう】 1821年―1829年に行われた戦争。オスマン帝国の支配下にあったギリシアは1821年ペロポネソス半島で反乱を起こし,翌年独立を宣言。オスマン帝国はエジプトの援助でこれを鎮圧しようとしたが,英・仏・露が干渉。三国艦隊はナバリノの海戦でオスマン軍を撃破。1829年アドリアノープル条約で独立が認められ,翌年王国として独立。→関連項目アテネ|エテリア|カポディストリアス|ギリシア|東方問題|パトレ|フィルヘレニズム|メソロンギオン|ロンドン条約 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
世界大百科事典 第2版「ギリシア解放戦争」の解説 ギリシアかいほうせんそう【ギリシア解放戦争】 1821‐29年にかけて闘われたオスマン帝国からのギリシアの解放戦争。ギリシア革命またはギリシア独立戦争ともいわれている。1821年春,バルカン諸民族の一斉蜂起をめざしたエテリア蜂起はオスマン・トルコ軍によって速やかに鎮圧されたが,エテリアの組織網はすでにギリシア各地にもひろがっており,蜂起のしらせは大きな反響を呼びおこした。同年4月6日パトラスの主教ゲルマノスは蜂起を呼びかけ,蜂起はモレア半島,大陸部,エーゲ海諸島へ拡大した。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報