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クサギカメムシ Halyomorpha nalys; brown-marmorated stinkbug

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クサギカメムシ
Halyomorpha nalys; brown-marmorated stinkbug

半翅目異翅亜目カメムシ科。クサギにつくカメムシというのでこの名がある。山間部で秋口に人家内に多数が侵入し,屋根裏などで越冬する。この間暖房が入ると室内を出歩き,これを踏みつぶしたりすると臭気が広がるので,いわゆる不快害虫の1つになっている。体長 16mm内外。体は暗褐色で,黄褐色の不規則な点紋をもつ。腹面赤褐色である。サクラ,ウメ,モモなどの果樹や,コクサギ,クワなど多くの樹木上で生活し,若い果実を吸って落果させたり,変形させるので果樹害虫としても知られる。本州,四国,九州,琉球列島朝鮮半島,中国に分布する。

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百科事典マイペディアの解説

クサギカメムシ

半翅(はんし)目カメムシ科の昆虫の1種。体長16mm内外。暗褐色地に不規則な淡褐色斑紋が散在する。北海道を除く日本,朝鮮,中国大陸,台湾に分布。各種の低木にすみ,特にクサギの果実を好む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クサギカメムシ
くさぎかめむし / 臭木椿象
brown-marmorated stink bug
[学]Halyomorpha mista

昆虫綱半翅(はんし)目異翅亜目カメムシ科に属する1種。体長約16ミリメートル、体は暗褐色で、黄褐色の小紋を多くもつ。体色、とくに腹面には変化が多く、暗紫色や赤褐色を強く帯びることがある。日本では本州、四国、九州に分布し、平地から山地にかけて普通にみられる。クサギをはじめとして、モモ、ウメ、サクラ、クワなど、広範囲の樹木に寄生し、若い果実より吸汁して、落果や変形の害を与える。成虫態で越冬し、越冬期には家屋内に多数侵入することがある。臭気を分泌するため不快害虫として嫌われる。[林 正美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のクサギカメムシの言及

【カメムシ(亀虫∥椿象)】より

… 山間部などで越冬時多くのカメムシ類が室内に侵入し,その臭気のため不快昆虫としてきらわれる。アオクサカメムシ,ナガメは野菜類の害虫として知られ,クロカメムシ,イネカメムシ,ミナミアオカメムシは稲の害虫として,また果樹類にはクサギカメムシ,チャバネアオカメムシなどがつき果実を害する。一般に草本の実を好む種類は,その好む熟度の実を求めて点々と植物を移動し,稲穂が乳熟期となると,稲穂に移ってきて斑点米の原因となる。…

※「クサギカメムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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