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クバン川 クバンがわreka Kuban'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クバン川
クバンがわ
reka Kuban'

ロシア南西部,北カフカスを流れる川。全長 906km。流域面積 6万1000km2大カフカス山脈西部,同山脈の最高峰エリブルース山にかかる氷河に源を発し,深い谷をつくって北流し,スタブロポリ丘陵の西縁を流れてのち,クバンアゾフ低地に入り,低地を西流してアゾフ海南東部のテムリュク湾に注ぐ。最下流部は分流して三角州をつくり,下流域には湿地,湖が多い。主要支流はテベルダ,ラバ,ベーラヤ,大・小ゼレンチュクなど。冬季結氷しない年もある。中流部にトシチクダムがあり洪水調節を行なっている。またネビンノムイスク運河により河水の一部がエゴルルイク川 (ドン川水系) に送られている。クバンアゾフ低地では河水を利用して灌漑農業が発達。漁業も行なわれる。大カフカス山脈北斜面を流れる多くの支流沿いは景色の美しいところが多く,観光・保養地が多い。沿岸主要都市は上流から,カラチャイチェルケス共和国チェルケスクスタブロポリ地方のネビンノムイスククラスノダール地方アルマビルクロポトキン,ウスチラビンスククラスノダールテムリュクで,河口からウスチラビンスクまで航行可能。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クバン川
くばんがわ
Кубань Kuban' 

中央アジアからロシア連邦南西部を流れる川。カフカス山脈の高峰エリブルース山(5642メートル)斜面の氷河に源を発し、チェルケススク、クロポトキン、クラスノダールなどの都市を経てアゾフ海に注ぐ。かつては黒海に注いでいたが、20世紀初めに現在のように流路を変えた。長さ906キロメートル、流域面積5万7900平方キロメートル。上流部において、カフカス山脈北端の氷河地帯から流れ出した多くの小河川をあわせ、中流部では、運河により分流され、灌漑(かんがい)用水となって小麦耕作地帯を形成する。河口からクラスノダールまで約200キロメートルは航行が可能である。[村田 護]

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