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クートー Coutaud, Lucien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クートー
Coutaud, Lucien

[生]1904.12.13. メーヌ
[没]1977.6.21. パリ
フランスの画家。特異な幻想絵画で知られる。ニームの美術学校に学ぶ。1924年パリに赴き,数年後イタリアを旅行,ピエロ・デラ・フランチェスカの絵画に感動し,帰国後はシュルレアリスムの作品を発表したが,運動には加わらなかった。1943年サロン・ド・メの設立に参加。ぼろ布か紙でできたような人物を主題とすることによって,絶望的な幻想の世界を描く。1950年代以後はタペストリーの下絵,建築,舞台装飾などデザイン分野でも活躍した。

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百科事典マイペディアの解説

クートー

フランスの画家。ガール県メーヌ生れ。イタリアに長く滞在し,ピエロ・デラ・フランチェスカ傾倒。初期にはシュルレアリスム風の幻想的な作品を描いたが,運動には加わらなかった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クートー
くーとー
Lucien Coutaud
(1904―1977)

フランスの画家。ニームの近くのメーヌ(ガール県)に生まれる。父親から金工の手ほどきを受けたのち、ニームの美術学校に通う。1924年にパリに出る。2年後、演出家・俳優のシャルル・デュランの注目するところとなり、アトリエ座の舞台装置と衣装を担当。以来、数多くの舞台デザインを手がけた。41年からはサロン・ドートンヌやサロン・デ・チュイルリーに出品。45年には第二次世界大戦中の抵抗画家とともにサロン・ド・メの創立メンバーとなる。40年ころからその作風はシュルレアリスム風の幻想的傾向をみせ、神秘に満ちた象徴的構図のなかに、奇妙なメタモルフォーズを展開する。切れ切れの人体、棘(とげ)や節をもち、ときに冷ややかな機械を思わせる四肢などは、彼独自の形象である。壁画やタペストリーの下絵、版画などにも手を染めている。[大森達次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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