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クープラン クープラン Couperin, François

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クープラン
クープラン
Couperin, François

[生]1668.11.10. パリ
[没]1733.9.12. パリ
フランスの作曲家,オルガニスト。クープラン家のなかで,最大の音楽家であり,同名の伯父フランソアと区別するため「大クープラン」といわれる。父シャルルと J.トムランから音楽を学ぶ。 1685年頃から生涯サン・ジェルベ教会のオルガニストをつとめ,93年ベルサイユ王宮礼拝堂のオルガニストとなり,翌年王室の音楽教師となった。

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百科事典マイペディアの解説

クープラン

フランスの作曲家,クラブサンハープシコード)奏者,オルガン奏者。クラブサンのための音楽でフランス・バロック音楽の頂点を築いた。一族がフランス有数の音楽家系で,同名の叔父フランソア1世〔1631ころ-1708から12〕と区別するため〈大クープラン〉〈フランソア2世〉とも呼ばれる
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世界大百科事典 第2版の解説

クープラン【François Couperin】

1668‐1733
フランスの作曲家。クラブサン奏者,オルガン奏者。250年以上つづいたフランス有数の音楽家の家系の最大の存在で,同名の伯父フランソア1世(1631ころ‐1708から12)と区別するために〈大クープラン〉とか〈フランソア2世〉と呼ばれる。フランソアは父シャルル2世Charles II C.(1638‐79)がオルガン奏者を務めるサン・ジェルベ教会の宿舎で生まれ,幼少から父にオルガンの手ほどきを受けた。父が死んだとき11歳にして早くもサン・ジェルベ教会の後継者に内定したが,あまりにも若いという理由でM.R.ドラランドが仕事の代行をし,4年後の1683年には非公式ながらこの教会のオルガン奏者となった。

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大辞林 第三版の解説

クープラン【François Couperin】

1668~1733) フランスの作曲家。大クープランと呼ばれる。ロココ期のフランス宮廷音楽の中心人物として活躍、クラブサン音楽の完成者。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クープラン
くーぷらん
Franois Couperin
(1668―1733)

フランスの作曲家。クープラン家はドイツバッハ家に比されるフランスの音楽家の家系。彼を大クープランとよぶ。11月10日パリに生まれ、幼少時より父シャルル(1638―79)から音楽を学んだ。父の死により11歳でパリのサン・ジェルベ教会のオルガン奏者に就任、実際には最初の数年間はドラランドが演奏を代行したが、以後は1723年まで在職した。1693年ベルサイユ宮殿の王室礼拝堂の4人のオルガン奏者の1人に選ばれ、翌年からは王室や宮廷の子女に音楽を教え、また宮廷内の演奏会でクラブサン(チェンバロ)を演奏した。この間、1713年から26年にかけて、彼の主要な創作のジャンルであるクラブサンの音楽と室内楽曲を次々に出版した。33年9月11日パリで没。
 彼のクラブサンの音楽は、舞曲やロンドー形式の小品で、ほとんどが「恋するうぐいす」「シテールの鐘」のような詩的で空想的な題名が付されており、これが4曲から22曲集められて一つの組曲をなしている。この種の組曲をクープランは22残し、それらは4巻の曲集に分けて出版された。繊細で多彩な装飾音を多用し、機知とイロニー、憂愁にあふれた作風を特徴としている。室内楽曲では、コレッリに代表されるイタリア様式とリュリのフランス様式の融合を図りつつ、優雅で洗練されたロココ様式の表現を完成した。この代表作は、ともに細かな標題をもつ『リュリ讃(さん)』『コレッリ讃』である。彼は1716年に『クラブサン奏法』を著し、バッハもこの著作を学んでいる。[美山良夫]
『ピエール・シトロン著、遠山一行訳『クープラン』(1970・白水社)』

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世界大百科事典内のクープランの言及

【クラブサン楽派】より

…ルイ王朝期のフランス音楽はベルサイユ宮とパリを中心として一つの黄金時代を迎えたが,宗教的および世俗的な声楽曲,歌劇,オルガン音楽などと並んで重要なのは,ルネサンス時代に盛んだったリュート音楽に代わって登場してきたクラブサン音楽である。この楽派はイギリスのバージナル楽派の影響のもと,シャンボニエールに始まり,その弟子ダングルベールJean Henri d’Anglebert(1628‐91),クープランLouis Couperin(1626ころ‐61),その甥F.クープラン,そしてラモーへと受け継がれていく。彼らは多楽章の舞曲組曲(F.クープランのものは〈オルドル〉と呼ばれる)を書いたが,個々の舞曲は伝統的な様式のみならずしばしば標題音楽的な要素を示している。…

【標題音楽】より

…バロック時代にも多くの標題音楽的な作品が作られ,聖書の物語を叙述したJ.クーナウの《聖書ソナタ》やビバルディの《四季》,J.S.バッハのカプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに当たって》はその一例にすぎない。F.クープランのハープシコードの小品にはキャラクター・ピースの先駆をなす作品がある。古典派時代は標題音楽はやや後景に退くが,ハイドンその他に標題交響曲の早い例がある。…

【フランス音楽】より

…ルイ14世のベルサイユ宮廷礼拝堂では,これまた〈威信〉にふさわしい大規模なモテットが鳴り響くのを常とした。しかしF.クープランの作品は,もっと簡素な手段で深い真実な感動を伝えている。彼はシャンボニエールの確立したクラブサン音楽(クラブサン楽派)でも一頂点をきわめ,そしてJ.F.ダンドリュー,ラモーとつづくが,同音楽に先立ってエヌモンEnnemond Gaultier(1575ころ‐1651)とドニDenis,G.(1603‐72)の2人のゴーティエによるリュート音楽の隆盛があったのである。…

【練習曲】より

…とくに16,17世紀に器楽曲が隆盛になるにつれて,作曲されるようになり,J.ダウランドの息子ロバートRobert Dowland(1591ころ‐1641)のリュート教則本《リュート・レッスンのさまざま》(1610)や,J.プレーフォードの出版したビオル教則本は初期の最も重要な練習曲に数えられる。18世紀に入るととくに鍵盤楽器を中心に多くの練習曲および教則本がつくられるが,なかでもF.クープランの《クラブサン奏法》(1716),エマヌエル・バッハの《正しいクラビーア奏法の試論》2部(1753,62)は,運指法や装飾法の手引きとしてだけではなく,作曲家の個人様式や特定の時代様式に即した練習の手引きとしても意味をもつ。また,J.S.バッハの《インベンション》は息子や弟子の教育目的に作曲された練習曲であり,彼の《イタリア協奏曲》や《ゴルトベルク変奏曲》などは《クラビーア練習曲集》として出版された。…

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